
船場は4日、「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)」を展開するコンランショップ・ジャパンとの戦略的業務提携の締結を発表した。
船場の空間構築における企画・設計・施工・現場対応力と、「ザ・コンランショップ」が持つグローバルなブランド力と商品編集力、ライフスタイル提案力を掛け合わせることで、①法人市場における販売機会の拡大②空間構築プロジェクトでの共同提案③商品・サービスの共同開発」の3つのシナジーを見込む。
具体構想として、①については、両社の顧客基盤と販売ネットワークを活用し、法人向けの商品・空間関連サービスの提案機会を広げる。船場が国内外で手掛ける空間プロジェクトを通じて「ザ・コンランショップ」の商品販売機会とブランド接点を増やし、船場は家具やインテリアアイテムの販売、FFE提案などで新たな収益機会を生み出す。②については、ホテル、空港ラウンジ、ホスピタル空間を中心に協業領域を設定し、商業施設やレジデンスの共用部、飲食店へも広げる。コンセプト策定から商品選定、デザイン、施工、納品、スタイリングまでを一貫して担う。③については、両社が持つデザイン、素材、製造、施工、販売の知見を持ち寄り、家具やインテリアプロダクト、空間関連サービスの企画・開発を検討する。廃材や未利用資源、地域素材を生かしたエシカルな商品開発にも取り組み、法人プロジェクトへの導入に加え、「ザ・コンランショップ」の店舗や販売ネットワークを通じた一般消費者向けの展開も視野に入れる。
今回の提携の背景には、商業施設や宿泊施設、医療施設などに求められる価値の変化がある。機能性や施工品質にとどまらず、家具や照明、アート、小物までを含めた一貫した世界観や、その場で過ごす体験そのものへと関心が広がっている。また、ライフスタイルの多様化やサステナビリティへの意識の高まりも、空間と商品を一体で捉えた提案へのニーズの増加につながっているという。
船場の小田切潤社長は「船場は、グローバルで年間約4000件の内装デザイン及び施工プロジェクトを実施しており、この度、グローバルでライフスタイル提案を行っているザ・コンランショップとの業務提携により、お客さまに対して、これまで以上に高感度で付加価値のあるサービス提供ができると考えております」とコメント。コンランショップ・ジャパンの滝澤政一CEOは「空間の企画・設計から施工、納品まで高い実行力を持つ船場との提携により、私たちの商品編集力やスタイリング力を、より多様な空間へ届けられる」と語った。
船場は「サクセスパートナー」を企業理念に掲げ、商業施設をはじめオフィス、教育、ヘルスケア、余暇施設などの空間づくりで調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでを担う。2021年からはビジョンに「Good Ethical Company」、ミッションに「未来にやさしい空間を」を据え、エシカルデザインを推進する。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
「ザ・コンランショップ」は、イギリスを代表するデザイナーの一人であるテレンス・コンランが1973年にロンドンで1号店を開いたホームファニシングショップ。現在はイギリス、日本、韓国、クウェートの4カ国で展開し、日本国内では6店舗を構えるほか、空間設計プロジェクトも手掛ける。