フィリップ・リム(Phillip Lim)が、新たにウィメンズブランド「プレイラブウィン(PLAYLOVEWIN)」を立ち上げ、2027年春コレクションを9月に発表する。24年に自身のブランド「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」を退任して以来、本格的なファッション業界への復帰となる。
フィリップは現在、新スタジオへの移転やブランド始動の様子を自身のインスタグラムで発信している。関係者によると、新コレクションは8月下旬にプレビューを行う予定だという。
フィリップは24年11月、「3.1 フィリップ リム」のブランド創設20周年を記念した25年春コレクションを発表した後、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを退任した。同ブランドは、友人で共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のウェン・ゾウ(Wen Zhou)とともに立ち上げたデザイナーズブランドだ。退任時には2人で共同声明を発表し、「ブランドが新たな章へ進む中、私たちが築いてきたものと、それを支えてくれたコミュニティーを誇りに思う。共通のビジョンと努力によって、絶えず変化する困難なファッション業界において独立性を維持しながら、大きな成功を収めることができた」とコメントしていた。フィリップの退任後もウェン・ゾウはCEO兼単独オーナーとしてブランドの経営を担い、25年9月にはミシェル・リー(Michelle Rhee)をデザイン責任者に任命した。
フィリップは、カリフォルニアのカジュアルな雰囲気とニューヨークの洗練されたテーラリングを融合させた、自然体で上品なデザインで知られる。最後となった「3.1 フィリップ リム」の25年春コレクションでは、ロゼットやレース、ピンストライプのシャツ生地といったブランドを象徴するモチーフを再解釈し、都市で暮らす人々のスタイルを表現した。
また、コロナ禍には、アジア系ヘイトの高まりに対抗するため、親交の深いデザイナーやクリエイターのプラバル・グルン(Prabal Gurung)、ローラ・キム(Laura Kim)、ティナ・レオン(Tina Leung)、エズラ・ウィリアムズ(Ezra Williams)らとともに、デジタルコミックシリーズ「ハウス・オブ・スレイ(House of Slay)」を共同設立した。