作りすぎないことが求められる時代に、化粧品業界の流通と消費の在り方が変わり始めている。これまでは、ブランド価値維持の観点から値引き販売に慎重な姿勢が根強かった。近年は、コスメロス(化粧品の大量廃棄)への問題意識の高まりを背景に、オフプライス販売や回収・アップサイクルなど、捨てないための流通を模索する動きが広がっている。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月25日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋に加筆しています)
「サステナブル」が
10年ビジョンのテーマに
POINT
川上と川下をつなぐ
箱つぶれや旧パッケージ、限定品の残在庫――。品質には問題がないにもかかわらず、通常流通では販売しづらくなった“ワケありコスメ”を、特別価格で販売する取り組みが広がり始めている。ルミネは2024年4月から、新たな10年ビジョンと次期4カ年の中期経営計画「SPIRAL2027 ~Global & Sustainable~」をスタートした。10年ビジョンのテーマに「グローバル」と「サステナブル」を掲げ、「100年先の豊かな未来に向けて、地球・社会課題をルミネらしく楽しく解決しながら、ルミネから日本を元気にする」ことを使命としている。生活者との接点を持つ商業施設として、消費行動や売り場の在り方を変えていくことも、その取り組みの一つだ。
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