ファッション

【レポート】「コム デ ギャルソン・オムプリュス」2017年春夏パリ・メンズ 裸の王様が誇らしげに物語るファッション

 ファーストルックの袖をカットオフしたダブルのコートは、半透明の塩化ビニル素材。ブラックのバミューダパンツに、足元は同じくビニル素材の「ナイキ」のスニーカー。そこから一貫して、王冠をイメージさせるヘッドピースとシースルーのアイテムが続く。「コム デ ギャルソン・オム プリュス」2017年春夏のテーマは、アンデルセンの童話「裸の王様」だ。

 王様の透明なコートには、大きさの異なる赤や黒のチェックなど、さまざまなデザインが加わる。さらにはストライプのシャツ地とのハイブリッド、同素材のショートパンツの上からのレイヤードなど、ビニル素材は今季のキーマテリアルだ。一方、ビニル素材以外のアイテムでは、唇や王様のヒゲにフォーカスした口元と、水玉を合わせたモチーフのセットアップが印象的。唇とヒゲは、裸の王様をウワサする群衆と、それには全く気付かない彼自身をイメージさせる。

 終盤には「王様は裸だ」というメッセージがプリントされた透明のコートが再び登場。ただその下には、「でも、これが僕のファッション」という王様のメッセージもプリントされた。

 物語では裸だった王様は、ランウエイでシースルーのアウターを身にまとい、これが僕のファッションだと誇らしげに歩く。自分の道を突き進む強さを持った「オム プリュス」らしさを醸し出した。

COMME DES GARCONS HOMME PLUS x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。