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大王製紙「エリス」が今年度も「奨学ナプキン」プロジェクトを実施 生理用ナプキンを無償提供

 生理用品ブランド「エリス(ELIS)」を展開する大王製紙は、昨年始動した多様性のある社会で1人1人の生理に寄り添うプロジェクト「ミート マイ エリス(MEET MY ELIS)」の一環として、1年間無償で生理用ナプキンを届ける「奨学ナプキン」の2023年度奨学生を4月11日から募集する。奨学生の募集は昨年に続き、今回で2回目。対象となるのは小学生から大学生までの、生理用品の入手に困っている2000人の学生で、特設サイト内の応募フォームから申し込みを受け付ける。

 昨年4月に募集した奨学生に1年間実施してきた「奨学ナプキン」プロジェクトや生理に関するアンケートを実施(有効回答1076人)。ナプキンを受け取った奨学生に生理期間中の生活の変化の有無について尋ねたところ、全体の約9割以上が「生活に変化があった」と回答。具体的な変化としては「気軽に交換できるので部活や勉強に集中できた」「夜安心して眠れるようになり睡眠不足が減った」など前向きな声が多く見られ、「奨学ナプキン」を通して、学生生活の質の向上にも前向きな変化が見られた。

 また生理について今後社会に変わって欲しいことを尋ねると、生理に関する理解を求める声や学生も生理休暇を取得できる環境づくりを求める声などがあがったほか、金銭面やナプキン提供によるサポート強化を求める声も見られた。

 これらの調査結果から、1年間の「奨学ナプキン」プロジェクトを通して奨学生の生活に前向きな変化を与えていることが明らかになった。一方で、生理の有無を問わず社会が生理について理解し、オープンに話し合える環境を実現するには継続的にアクションを起こし続ける必要があるとし、今年度の奨学生募集に至った。

 「エリス」は22年4月にブランドメッセージを「だれかではなく、あなたのそばに。」に刷新。同時に多様性のある社会で1人1人の生理に寄り添うために「ミート マイ エリス」プロジェクトを発足し、「奨学ナプキン」をスタートした。現在、20の企業と団体から賛同表明が寄せられている。

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