ファッション

人気スタイリストが大人の“デキる女”に向けたD2Cカットソーブランド

 スタイリストの有本祐輔が代表を務めるクリエイティブ会社リノウン(Reknown)は2019年春夏、大人の女性に向けたカットソーブランド「ニコラ・ジェンソン(NICOLAS JENSON)」をスタートした。デビューシーズンの商品は、Tシャツとノースリーブのカットソーのみ。数多くの人気女優のスタイリングを担当する有本が、日本人女性の体型に合う身幅と丈感のシルエットにこだわって製作した。種類はクルーネックTシャツとVネックTシャツ(いずれも8500円)、ノースリーブカットソー(8000円)の3タイプに、XSと S の2サイズ、ショート丈とレギュラー丈の2種類のレングスから選ぶことができる全12型だ。素材は上品なツヤとハリが特徴的なシルケット加工を施した100%コットンを用いて、国内で生産している。

 有本はブランドの立ち上げについて「従来の上品な質感のTシャツは海外ブランドのものが多く、平均身長が160センチ以下の日本人女性には着丈が長くバランスが難しかった。カットソーは年中必要になるもの。従来のTシャツよりも3センチ程短め。ボトムスのベルトループが隠れるくらいで、タックインする必要がなく足が長く見える。ジャケットやスラックスパンツと合わせてほしい」と語る。

 今季は“デキる女”をテーマにした。「“いつでもデキる女”だとネガティブな面を発想しがちだが、“いつでも”に取り消し線を入れると、ポジティブな印象に変わる。多くの選択肢を持っていて、自由に生きる素敵な女性像をイメージしている」と有本。ブランド名は同名のフォント(書体)に由来し、「ずっとかっこいい名前だと思っていて、いつか使いたいと考えていた」という。

 販売は自社の公式通販サイトでスタートし、4月26日から4カ所でポップアップストアを開いている。高島屋新宿店シーズンスタイルラボ(4月26日〜5月14日)、ストラダエスト日比谷店(5月17〜26日)、ストラダエスト青山店(5月17〜26日)、ストラダエスト大阪店(5月28日~6月9日)を予定する。

 有本は吉高由里子や榮倉奈々ら女優を担当するスタイリスト。17年秋冬にハットやベレーなどを中心とするヘッドウエアブランド「タア(TAH)」をスタートさせている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アニメコラボ特集 ヒット連発の“制作秘話”に迫る

「WWDJAPAN」4月14日号は、「アニメIP」を特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。