
日本女子大学は10月8日、2028年4月に開設を構想する「ファッションデザイン学部(仮称)」の特別招聘教授に、ファッションデザイナーの江角泰俊、リシャール・コラス(Richard Collasse)TASAKIホールディングス取締役 兼 社長 グローバルCEO、デザイナー、アーティストの篠原ともえの3人が就任すると発表した。
新学部では、デザイン、テキスタイル、アート、ビジネスの4分野を軸に、ファッションを取り巻く社会課題を分析し、デザインを通じて解決する力を育む。国際的に活躍する3人を特別招聘教授に迎えることで、グローバルな市場視点やブランド戦略、クリエイティビティーに加え、SDGsやテクノロジーへの対応力など、ファッション業界で求められる実践的な知識やスキルを学ぶ機会を提供する。
江角泰俊/ファッションデザイナー
江角は、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業後、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などで経験を積み、2010年に自身のブランド「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」を設立。18年に「エズミ(EZUMI)」へ改名した。現在はクリエイター塾「DireCreative」を主宰するなど、後進の育成にも取り組む。就任にあたり、「学生の皆さんには、目の前の『かたち』を当たり前と思わず、なぜそれをつくるのかを問い続けてほしい」とコメントした。リシャール・コラス/TASAKIホールディングス取締役 兼 代表執行役社長 グローバルCEO
1995年から2018年までシャネル日本法人の代表取締役社長を務め、26年3月にTASAKIホールディングスのグローバルCEOに就任したコラスCEOは、今回の就任について、クリエイションやラグジュアリービジネスにおける創造性と論理的思考のバランスの重要性を強調。「私の役割は、学生の皆さんが、この理性的な力を使いこなす術を身につける手伝いをすることだ」と述べた。篠原ともえ/デザイナー、アーティスト
篠原は、アーティストのステージ衣装などを手掛け、20年にアートディレクターの池澤樹とクリエイティブスタジオ「ストゥディオ(STUDEO)」を設立。日本の伝統工芸や地域文化との協働を軸に、衣装やプロダクト、アート作品などを制作している。篠原は「学生の皆さんがそれぞれの好奇心を大切に、自分ならではの視点やアイデアを見つけられること、それを人の心や社会へ届ける方法を一緒に考えることを楽しみにしている」とコメント。日本女子大学の篠原聡子学長は、3人の招聘について、それぞれの専門性や豊富な実務経験を通じて、学生に実践的かつ多角的な学びを提供することへの期待を示した。なお、「ファッションデザイン学部(仮称)」は現在構想段階にあり、設置計画の内容は今後変更となる可能性がある。