山縣良和「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」デザイナーが主催する私塾「ここのがっこう(coconogacco)」の生徒によるイベント「セブンス ヘブンズ ドア(Seventh Heaven’s Door)」が7月17〜20日、日暮里の元映画館で開催された。最終日にはファッションショーやライブパフォーマンスが行われ、生徒たちが思い思いに制作した作品を発表した。
イベント名に掲げた「セブンス ヘブン」は、「第七天国=至福の境地」を意味する英語の慣用句。「ここのがっこう」で出会ったメンバーたちが中心となり、自分自身の「天国への扉」を探る場としてイベントを企画したという。
会場となった元映画館は、1991年に閉館した「日暮里金美館」を、当時の面影を残したままイベントスペースとして2019年に再始動した施設。会場内には、生徒たちが制作した絵画や立体作品、衣服などが随所に展示されていた。
照明が落ちると、会場各所に設置されたインスタレーションから衣装をまとったモデルが現れ、ファッションショーがスタート。右から、左から、後方からと、さまざまな方向からモデルたちが歩き出す。ショー冒頭では、床に寝転んでいた2人のモデルが、床に展示されていた衣装をその場で身にまとい、ランウエイへと姿を現した。
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ショーの最後には、「最後のルックは来場した皆さんと作り上げたい」と来場者へ協力を呼び掛け、スマートフォンのセルフタイマーを設定するよう促した。モデルが登場すると、それぞれが設定したセルフタイマーのフラッシュが反射し合い、モデルが着用した衣装がきらめきを放った。
ショー後にはライブパフォーマンスも実施。ミシンなど服作りの過程で生まれる音や、著名デザイナーの音声を素材として使用し、その場で即興的にミックスして披露した。

主催メンバーの1人である藤井早紀さんは、「このイベントでは、会場、作品、服、音楽を固定されたものではなく、それぞれが相互に作用し合い、変化し続ける流動的な生命体のようなイベントになることを意識した」と話す。今後もこの祝祭的なエネルギーをさらに拡張し、多様な作家やデザイナー、ミュージシャン、パフォーマーが交わる場として、継続開催していく予定だという。
■「セブンス ヘブンズ ドア vol.1」主催メンバー
安藤卓児、石川理子、大城一春、大家伊芙貴、窪堀多歌楽、関理玖、高田理歩、藤井早紀、藤田拳史郎、山口絵理奈