ファッション

【NY速報】ボディコンシャス封印?!「ヴィクトリア・ベッカム」の新展開

 ヴィクトリア・ベッカムに対して、今だにスパイスガールズ時代のセクシーなイメージを重ねるのは時代遅れのようだ。歴史ある建物ニューヨーク図書館内アスターホールで開かれたショーでは、ヴィクトリアの新展開ともとれるコレクションが発表された。

 「セリーヌ」や「ステラ・マッカトニー」の流れと合流するスタイル、つまり、マスキュリンな素材やアイテムをベースにしながらも、クリーンなカッティングや素材とカラーのコントラストであくまでフェミニンに仕上げつつ、適度にラフな端の始末で“ゆるさ”も加えるという、今主流のモダンなスタイルが披露された。ヴィクトリアが得意としてきたボディコンシャスではなく、オフボディゆえのセクシースタイルがポイントだ。

 素材には、上質なニットに加え、ヴィクトリアの出身地、英国の伝統的素材であるツイートやヘリンボーンをセレクト。オーバーサイズのメンズライクなプレードチェックのコートは袖の一部をポニースキンで切り替え、カシミアのニットは前身ごろだけ鮮やかな異素材で切り替えるなど一着の中に見る素材やカラーのコントラストがポイントに。ハリのある素材で成型したトップスなど新しい形へのアプローチにも積極的だ。ボトムは、脇に大胆なスリットとプリーツを施した膝下丈のスカートや、裾を折り返してはくスリムなクロップドパンツなどキャッチーなアイテムが多い。全体的に華奢なベルトがアクセントになっている。

 エナメルの上にスエードのカバーをかぶせたような素材使いと広いはき口がユニークなショートブーツやピンヒールパンプスは「マノロ・ブラニク」によるもの。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。