国際エクスプレスの大手、DHLジャパンは、ファッションブランド「サブジェクト(SUBJECT.)」と協業し、DHLの廃棄予定ユニフォームをアップサイクルバッグへと生まれ変わらせるプロジェクトを始動した。
このプロジェクトは、「SEEKER CREATIVE STUDIO」を主宰する坂尾正中デザイナーの発案によるもので、廃棄されるはずだったユニフォームに新たな命を吹き込む。第一弾コレクションは、6月10日からブランド公式ウェブサイトで販売。DHLの環境配慮型国際輸送サービス「DHL GoGreen Plus」を活用して世界中へ販売される。
本コレクションの製作には、兵庫県豊岡市のバッグ工房や岡山県倉敷市の熟練職人が参画。また、売上の一部はNPO法人「メイドインジャパンプロジェクト」へ寄付され、地域産業や伝統技術の継承にも寄与する。
DHLジャパンのトニー・カーン代表は、「私たちのユニフォームには、グローバル輸送の最前線で働くスタッフの誇りが刻まれている。それが新たな価値を持つ製品として蘇ることは非常に意義深い」と語る。「環境負荷を抑えつつ、日本のスモールビジネスを世界へ後押しできることを嬉しく思う」ともコメントしている。