ファッション

【東コレデザイナーインタビュー Part4】 ハン・アンスン/「ハン アン スン」デザイナー

 ハン・アンスン「ハン アン スン(HAN AHN SOON)」デザイナーが、マークスタイラーから独立した。すでに、2月21日付でハン・アンスン=デザイナーが代表を務めるエイト・デザインを設立。ブランドの将来像やファッションショーに対する考えについては、「急がず、まずはブランドの基盤を固めたい」と語っている。ハン・アンスン=デザイナーに、クリエイションのことや今後の方針を聞いた。

——年末から忙しく、展示会シーズンに商品供給が間に合わなかった。
会社設立などのさまざまな業務が重なったこともあり、2014-15年秋冬シーズンの展示会時期にコレクションを発表できなかった。5月にはコレクションを見せたいと思うが、本格的には15年春夏シーズンから再始動する。型数も従来通りにし、フルコレクションを見せたい。ファッションショーの開催に大きなこだわりはないが、ブランドの見せ方をもう一度見直したい。展示会をしっかり行ないたいし、その後にショーやインスタレーションがついて来ると思う。

——独立し、やってみたいことは?
独立したことで、企業やブランドからの協業やデザイン提携の話が来るようになった。マークスタイラーという大きな看板がなくなり、事業規模が小さい個人会社になることで、少し心配していた。しかし、デザイナー個人として動きやすくなったので、舞台衣装の制作やアーティストのコラボ衣装も作っていきたい。現在の取引先は約30店舗で、以前は米国、中国にも卸先があった。卸先を維持しながら、少しずつ店舗数を増やしたい。実は、個人会社として「ハン アン スン」ブランドを運営するは初めて。今までは、グループ企業内でブランドを展開していた。今後は、子ども服のデザインをやってみたいかな。

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