ファッション

【第3回】「ニコアンド トウキョウ」オープン 日本初上陸のレストラン、コーヒースタンド ニコアンドが提案するライフスタイル

【第2回】「ニコアンド トウキョウ」10月30日オープン 「高感度」なウエア、1650点の生活雑貨、2000冊の書籍をセレクト

 「ニコアンド トウキョウ」オープンの目玉のひとつは、ポートランド発のレストラン「ナヴァー(NAVARRE)」だ。2002年、米オレゴン州のポートランドにオープンした同店は「ファーム トゥ テーブル」のコンセプトのもと、農家の新鮮な野菜を使った食事を提供している。日本での出店に際してもレシピはほとんど変更せず、日本の季節感を取り入れた食材や、日本の消費者向けの彩りを意識するなど微調整を行った。「人が集まり、出会う場所」を目指し、店の中心にロングテーブルを設置。地産地消、オーガニックにこだわった約20種類の食事をワインとともに用意するほか、季節によって限定メニューも登場する。オーナーシェフのジョン・タボーダは日本での出店に関して「初めて使う道具や設備も多く、大変だったがわくわくする挑戦だった。食事はもちろん、お店の雰囲気や団らんを楽しんでほしい」と話す。

 1階のコーヒースタンド「ニコアンド コーヒー」では、コーヒー豆の品評会「カップオブエクセレンス」を受賞したコーヒーをはじめ、常時5種類のスペシャルティコーヒーを提供。カウンターのほかにテーブルやソファ席を設け、店内の本を読みながらコーヒーを楽しむことができる。

 「普遍的な価値のあるものと今おもしろいもの」を組み合わせた「情報発信基地」としてオープンした「ニコアンド トウキョウ」。開店初日には150人が行列を作り、話題となった。この3回にわたり紹介したもの以外にも、レンタサイクルの提供や、「45日のポートランド」期間中に限定で出店しているポートランドのコーヒースタンド「スタンプタウン コーヒー(STUMPTOWN COFFEE)」など、さまざまな仕掛けを用意している。ショップをオープンするまでにたくさんのメーカーやショップ、クリエイターと協力したように、人々が集まり、コミュニティを築き、暮らしに変化をもたらすことができる場所を目指していく。

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