PROFILE: 左:TaiTan/ラッパー 右:戸田健太/シューズメイカー・アーティスト
オーディオブランド「シュア(SHURE)」が、Dos Monosラッパーで、人気ポッドキャスト番組「奇奇怪怪」のパーソナリティーを務めるTaiTanとともに開発したオリジナルスニーカー“イグナイト ザ ポッドキャスターズ(IGNITE the Podcasters)”。
本スニーカーは、ポッドキャスターを目指す人専用のスニーカーで、専用の応募フォームに必要事項を記入して応募すると、抽選で5人にプレゼントされる(※応募期間は2月11日まで)。また、ソールには特殊加工が施されており、歩行を重ねとアウトソールからシリアルナンバーが出現し、そのシリアルナンバーは、「シュア」の高性能マイク“MV7i スマートマイクロホン&インターフェース”と引き換えられるという斬新な仕掛けとなっている。
“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”のデザイン・設計・制作を手掛けたのはシューズアーティストの戸田健太。以前からTaiTanとは親交があったが、一緒に仕事をするのは今回が初めてだという。
オーディオブランドの「シュア」がなぜスニーカーを作ったのか。そしてそこに至るまでの制作背景について、TaiTanと戸田の2人に語ってもらった。
「とにかく動いてるやつの方が面白いに決まっている」
WWD:お2人が知り合った経緯から教えてもらえますか?
TaiTan:もともと共通の知り合いが何人かいたんですが、戸田くんが最初に原宿で個展をやった時に、僕と戸田くんをつないでくれたアーティストから「戸田くんの個展すごくいいよ」って言われて。それで遊びに行ったら、戸田くんも僕のことを知っていてくれて、そっから一緒に飯食ったりするようになって。彼が個展をやるたびに呼んでくれたり、僕も何か企画をやる時はイベントに誘ってみたいな感じですね。
WWD:最初に会ったのはいつごろだったんですか?
TaiTan: 2年前ぐらいだっけ?
戸田健太(以下、戸田):確か2023年の年末とかでしたね。
TaiTan:それから「何か一緒に仕事したいね」って話はずっとしていて。今回「シュア」から相談されて、「一緒にやろうよ」って感じで誘って。
WWD:昨年12月にTaiTanさんが「シュア」のポッドキャストのクリエイティブディレクターに就任したことが発表されましたが、そこに至るまで「シュア」とはどんなやりとりがあったんですか?
TaiTan:今回、僕はあくまでポッドキャストに関するプロジェクトのクリエイティブディレクターをやらせてもらった形ではあるんですけど、「シュア」はマイクも扱っているブランドなので、ポッドキャストを盛り上げるための企画を打ってくれないかと相談があって。最初、先方のチームからは「ボットキャスターを増やすために、『番組の作り方』みたいな番組を作ってほしい」と言われたんですけど、ちょっとそれだと色気がないし、 僕のファンしか聞かないよねと思って、「そういうのはあまりやりたくないです」と伝えて。逆にこちらから、もっと企画的に飛ばして、スニーカーを作る提案をしたら、面白がってくれて、じゃあクリエイティブディレクターとしてやってくれませんかっていう感じで話が進んでいきました。
WWD:最初はポッドキャストを広めるために何かやってくれって依頼だったんですね。
TaiTan:そうですね。「シュア」の人たちも、単純にマイクが売れれば、それでいいみたいな直線的な考え方ではなくて。当然売れるにこしたことはないんですが、それよりは、ポッドキャストシーンが盛り上がることとか、何か面白いことをやっているなっていう空気感を作る、みたいなことを求めていて、僕にはそのクリエイティブセクターを担ってほしいという感じのオファーでした。
WWD:そこからスニーカーを作ろうってアイデアはすぐ思いついたんですか?
TaiTan:コアなアイデア自体には割とすぐに直感でたどりつきました。あとは、そのロジックをどう組んでいくかみたいなところで、企画書ではミシュランがミシュランガイドを作った事例を引用しつつ提案しました。タイヤメーカーのミシュランがミシュランガイドを作ったのは、「人を移動させればタイヤが売れる。それなら世界のうまい店をマッピングしたら、人は移動するだろう」ってロジックで。それって極めてクリティカルでかっこいいし、普遍的な強さがあるなってずっと思っていて。僕の場合は、ポッドキャストを作る時のなんとなくの感覚として、「とにかく動いているやつの方が面白いに決まっている」っていうのがあったので、割とすぐポッドキャストとスニーカーがつながった。しかもマイクとスニーカーってプロダクトとしてはかなり距離があるので、マイクブランドのスニーカーが実現したら、ポッドキャスト関心領域の人たち以外にも企画が届くかもしれないなと思って。
WWD:実際にスニーカーを作るとなった時にはすぐ戸田さんに依頼しようと?
TaiTan:そうですね。戸田くんは結構、営業力が強くて。
戸田:いやいや(笑)。
TaiTan:僕はそこが好ましく思ってたんです。戸田くんにしても今回の「シュア」のプロジェクトはすごくいい機会だと思うからって声をかけさせてもらって。
戸田:ある日突然LINEがきて、「なんかソールが削れたら、数字が出てくる靴ってあんのかな」みたいな内容から始まりました。それで何回かやりとりがあって、「あれ? もしかして仕事ですか?」っていう感じでしたね。
TaiTan:「シュア」にこの企画を提案する時に、やっぱり事前の確認もある程度必要だったので、戸田くんに確認していて。「歩けば、歩くほどソールが削れるっていうことが良しとされるみたいな、そういう仕掛けってできるのかな」みたいなことを聞いていたって感じですね。
WWD:戸田さんは話を聞いて、すぐ「できますよ」って感じだったんですか?
戸田:どうにかなるとは思いました。ただ、「シュア」と「スニーカー」の掛け算までは企画としてできていたものの、最終的なギミックを削れるソールに担わせるかどうかはまだ議論の余地がある感じだったので、最初のころは少し半信半疑で話を聞いていたんですが、本当に作ることになって、裏取りに大体2カ月ぐらい費やしました。
ゴツくて重厚感のあるスニーカー
WWD:デザインの方向性については、TaiTanさんから何かリクエストをしたんですか?
TaiTan:今はフラットなデザインのスニーカーが人気だと思うんですけど、個人的には「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の“トラック”とかがめちゃくちゃ好きなタイプで、そういう方向性で、とにかくゴツくて重厚感のあるやつを作りたいんだって言いました。戸田くんとは結構センスが似ているなと思っていて、最初に「こういうのどうですかね」ってイメージボードを組んでくれてたんですけど、 かなりそれがドンピシャで、すぐにこの感じでいこうってなりましたね。
WWD:TaiTanさんからの要望を聞いて、戸田さんは今のデザインに近い感じはすぐ思い浮かんだんですか?
戸田:そうですね。TaiTanさんが最初に展示に来た時に履いていたのがまさにその「バレンシアガ」の“トラック”で。過去のプロジェクトとかも見てはいたので、大体好きなトーンは分かっていました。「シュア」がもしスニーカーを出したらこうなるんだろうなというイメージもかなりしっかりとありましたし。でもそれだけだとあまり面白くないなっていうのがあったので、スニーカーとして新しい要素を取り入れつつデザインを考えました。
WWD:新しい要素とは具体的には?
戸田:最近はY2Kの流れでメッシュのランニングシューズが流行っているからというわけではないんですが、マイクの集音部分にもメッシュって使われていたりするので、今回も取り入れたいと思って。でも、メッシュだけだと普通なんで、そこに透明のエナメルを上からかぶせているんです。普通は通気性をよくするためにメッシュを使うのに、そこにわざわざ上から通気性ゼロの素材をかぶせるっていう。普通ブランドやメーカーがあんまりやらないようなことをやりました。
WWD:デザインが固まったのはいつごろですか?
戸田:最終的に固まったのはほんとに年末ぐらいでした。ソールの構造もありますけど、アッパーも全部生地から選んで0→1で作るので、結構その相性によって、デザインも若干変わったりするんですよね。それでいろいろと検証していって、結果デザインラフとしてはバージョン4まで作ったんですが、それができたのが年末ぐらい。だから実制作は年明けから始めて半月で仕上げたという感じです。普段だとありえないスケジュールですね(笑)。
WWD:「シュア」からはスニーカーに対しての要望はありましたか?
TaiTan:世界的なブランドなので、もしソールに不備があって事故が起きたらどうするんだとか、そういうリーガル的な部分のチェックはありましたが、クリエイティブに関しても、じゃあどのくらい「シュア」感を出すのか、その落としどころはポジティブに検討してもらって、かなりの部分を僕に委ねてくれました。
戸田:「シュア」感でいうと、「シュア」のイグニッショングリーンって呼ばれる緑色の部分をどう出すかみたいなのは、結構検証しました。シューズボックスでも使っている特色を生地にプリントしようとすると、莫大なロットとお金が必要で、完全に今回の企画にはハマらなくて。近い色の有り物で再現するという方向性になったんですけど、それでもやっぱり1枚だけだと、近くまでは寄せられるんですけど、少し違いが残るので、薄いメッシュと分厚いメッシュを2枚重ねにして、要は色を混ぜるみたいなことで、できるだけイグニッショングリーンを再現しました。
WWD:ソールが数カ月で削れていくそうですが、実際に試してみたんですか?
TaiTan:戸田くんがこのソールのギミックを開発してくれたんですけど、人力でやすりを使って結構な力で1200回こすったら数字が出てきた。おそらくそれは人が数カ月くらい歩いた圧に相当するだろうということで。いつ出てくるんだろうという、その曖昧さも楽しんでもらえたらと思います。
WWD:シューズボックスのデザインもこだわっていますね。
TaiTan:これはKumpei(Nakatake)さんっていうアートディレクターに急遽お願いして。展示会の内装のアートディレクションに関しても、僕が「魔改造された地面を作りたい」みたいな無茶振りをしたのですが、時間がない中でも頑張ってくれて、めちゃくちゃ仕事しやすかったです。
WWD:限定5足はどう決めたんですか?
TaiTan:このスニーカーは戸田くんが全部ハンドメイドで作ってくれていて、制作期間も限定されているので、そんなにたくさんは作れないだろうということもあって、感覚的に限定5足くらいかなと。あと、僕の周りの友達でポッドキャストを始めたり、シーンをリードしてほしいと思っている人たちにもプレゼントするので、厳密にはもう少し数は作っているんですけどね。
戸田:そもそも僕のアーティストとしての活動は、大量ロットで作ることに結構距離を置いている立場だったりするので、今回のように同じデザインのものを何足も作るっていうことは初めてでした。それをサイズ違いで作るので、パターンも一つ一つ微調整しないといけなくて、普通ならデザイナーとパタンナーと工場が分業でやっていることを全部1人でやっていたので、数はそこまで作れないんです。
WWD:結構応募は来ているんですか?
TaiTan:応募の管理は事務局がやっているんですが、すでに1500通以上の応募が来ているっていう報告は受けていて。下手したら3桁くらいかもなって思っていたので、安心しました。やっぱりこの応募数って「ポッドキャスト作り方番組」だといかなかったと思うし、それこそスニーカーを作ることで、カルチャーメディア、ファッションメディア、ガジェットメディアとか、幅広く掲載してくれていたのもあって、「シュア」的にもポジティブな印象持ってくれてると思います。
WWD:最終的な当選者はTaiTanさんが全部に目を通して決める?
TaiTan:そうですね。ちゃんと熱意に応えたいと思いますね。この人はこういう角度の話ができるんだとしたら、面白い番組に作れるかもって、そこはなんとなく体感値として分かるので、そういう人を選びたいとは思いますね。
WWD:TaiTanさんが思う、面白いポッドキャスターは?
TaiTan:やっぱりたくさん歩いている人です。本当にそう。だから、この間の「脳盗」(1月26日放送回)でしゃべったエピソードは、僕がずっと動き回ってるからこそ、最後の伏線回収までできた話だったりするので。やっぱり日々なんか面白いことないか、話のタネを探しながら、動き回っている人は、面白い話ができるんじゃないかなと思いますね。
クリエイティブディレクターの仕事
WWD:戸田さんから見たTaiTanさんってどんな人ですか?
戸田:紹介してもらう前から「奇奇怪怪」は聴いていて、Dos Monosのラッパーでありながらポッドキャストをやっているっていう異色の混合感もあって、カルチャーフィールドでめちゃくちゃ活躍している人っていう、漠然としたイメージを持っていて。あと、やたら企画の話好きだなとは思っていました。「企画至上主義」みたいな言葉もちらっと聞いたりしたんですけど、なんかラッパーにしてはちょっとそこに関心強すぎないかと。僕も主軸はスニーカーの作品制作ではあるんですけど、企画を考えたりすることもあって、実は近い考え方の人なのかなっていうのはありましたね。それで実際に会ってからどんどん「企画屋TaiTan」としての答え合わせができているイメージ。
TaiTan:現代において、何かものを作るってなると、そのコンセプトからスタートにすることが多い。そうなると基本的には言葉の練度を高めていく作業とか、世の中との接合点をどこに作るのかとか、その人がどう世の中を切り取るかって作業が必然になっていくので、多かれ少なかれアーティストやクリエイターはそういうタイプだとは僕は思っていたんですけど。意外とそうじゃない人たちもいるんだなっていうのも知って。そこにギャップは感じてますね。
WWD:今回一緒に仕事をしてみて、クリエイティブディレクターとしてのTaiTanさんのすごさはどこに感じましたか?
戸田:いわゆるクリエイティブディレクターと呼ばれているような人たちって、結構分業制の中でやる人が多いと思うんですよ。アイデアを考えてディレクションするけど、進行は誰かに任せがち。もちろんTaiTanさんも企画の鋭さがあるのは前提ですが、やっぱりプロデューサーでもあるんですよね。各クリエイターに仕事を依頼して、期限内にちゃんと全部納品させてるっていう、そこの仕切りを1人でちゃんとやる。そこは普段メディアでは伝わらない裏方としてのすごさだと思います。
TaiTan:今回はただ人が足りなくて、シンプルに僕が1人でやらざるを得ない状況になったっていう(笑)。だからいつもは全然プロデューサーをつけますよ。それでいうと、僕の特徴は、世の中に出るまでの「シュア」とのコミュニケーションの中に現れてるのかなと思ってますね。そもそも、なんで100年の歴史をもつマイクブランドである「シュア」が史上初めてスニーカーを作る必然性があるのか、そこのロジックをどう補強していくかみたいなことを考えたり、ブランドに提案するのを楽しめるタイプというか。そのプロセスの中では当然経済合理性的な話とかも言葉にできないといけないと思うし、かっこいいものを作るだけの話じゃないというか、そのものが出た後のブランドイメージにおけるインパクトの予測、PR効果など、その企画がどのように世の中と接点をつくるのか。そういう話にまで関心があるのは意外と珍しい存在なのかな、という気がしますね。
例えば今回「シュア」に提案する時も、企画書のイメージボードみたいなものを作るんですが、僕の場合、デザインや映像そのもののソースというより、ミシュランがミシュランガイドを作った例みたいに、過去のブランドの実践事例のソースを大量にストックしてあるんで、そういうところから引っ張ってきて、これの構造と手法を今回は応用してやりませんか、と提案する。そうやって共通の認識をもちやすい切り口を設定することで、突飛な企画だったとしても先方もちょっと安心してくれて、「こいつはただかっこいいものを作りたい、自己満野郎じゃないんだな」って思ってくれるのではないかなと想像してます。
戸田:今、「構造」って言葉が出たと思うんですけど、まさにそこがちょっと近しいなって勝手に思っていて。僕もTaiTanさんも、いわゆる見た目がかっこいいものだけを作って満足するタイプじゃないと思うんですよ。構造的に、それがどう社会の中で装置として機能していくのかというところに関心が強くて。僕はそのメディアとしてスニーカーを作っているという。だからデザインがかっこいいスニーカーは、レファレンスとしては全然使うこともあるんですが、それが本質的に持ってる価値に実はあんまり興味がないっていうところもあって。
WWD:TanTanさんのプレゼンの巧さはどこかで習ったんですか?
TaiTan:そもそもの性質として、僕の中にはポッドキャストもラップも似たようなもんだっていう感覚があって、「俺はこう思うんだけど、どうですか」っていうことしかやってない気がするのですよね、本質的には。プロジェクトを立ち上げる際も、その企画を承認する側の人たちに「これ 面白くないっすか」って提案して、面白いと思ってもらえたら自然と企画は通っていくものだろうし。あとは、ポッドキャストで言葉や伝え方をめっちゃ考えて毎週やっているんで、プレゼンはめっちゃ上手になったんだと思います(笑)。
WWD:同世代とかで、同じ思考に近い人っていますか?
TaiTan:PERIMETRONの佐々木集くんはほぼこの世代で唯一クリエイティブディレクターとしての存在感がすごくあるタイプだと思うので、彼としゃべってる時は迫力も感じるし面白いですね。本当に結構な領域にまたがって、プロジェクトを立ち上げていて、その規模もでかい。あとは、それこそ俺は戸田くんにはそういう系譜を継いでほしいっていう気持ちがすごくある。
戸田:なぜかずっと言われてるんですよね(笑)。ありがたいんですけど。
WWD:戸田さんは考え方が似ているって思う人はいますか?
戸田:考え方が近いというわけではないんですが、TaiTanさんと僕をつなげてくれたアーティストの岸裕真くんとはよく話します。僕が本格的に靴を作り始めた時期にいろいろと教えてくれて、今でも慕ってます。ディレクターやデザイナー、エンジニアなど、専業で突き詰めて活躍している同世代はもちろんたくさんいますが、それとは別軸で企画のディレクション業を意図的に他の領域にまたがってやっている人ってまだまだ少ないですよね。
スニーカー企画の第2弾は?
WWD:戸田さんは現在アーティストとして、アート作品としてスニーカーを作っていますが、そこにはどんな思いが込められているんですか。
戸田:もともとスニーカーが好きで、それこそ昔はスニーカーが何百万円で取引されたり、新しいモデルがリリースされるたびに夜通し店頭で並ぶような「スニーカーカルチャー」と呼ばれる文化圏を面白がっていたんですけど、ある時その「スニーカーカルチャー」の大半は大企業がマーケティングで作り出しているものでしかなくて、僕らに許されてるのが結局消費でしかないことに気づいて、1回絶望したのが大きなきっかけですね。そういう世界に対する反逆として独学でスニーカーを作り始めました。
それで、スニーカーというものに、現代アートという別の文脈を付与し、捉えなおして作品にすることで、今みんながスニーカーって呼んでいるものが、200年、300年後ぐらいに全く違うものとして世の中に存在しているような世界線が作れたらいいなと思ってやっています。だからブランドを作ってファッションのフィールドでシーズンごとに展開するような既存のやり方は今のところ考えてないです。
WWD:作品は全てハンドメイドで作られていますが、「作ってほしい」というオーダーも多いですか?
戸田:国内外問わずオーダーの依頼はたまにあります。制作した作品を衣装としてリースすることも。でも決められた与件の中で同じデザインのスニーカーをサイズ展開も含めて0→1で作るのは、ほとんどないので、今回の「シュア」のスニーカーは自分的にもめちゃめちゃでかい挑戦でした。今回に限らず、異業種のコラボレーションはこれからもどんどんやっていきたいと思います。
WWD:最後にスニーカー企画の第2弾の可能性はありますか?
TaiTan:「シュア」の人たちには、これは毎年できる企画フォーマットだと思うので、「毎年やりませんか」って話を軽くしてますね。せっかくなんで1回で終わらせたくないなと思っていて。僕のプレゼンがうまくいけば、第2弾はあると思います!
PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA
応募方法
応募方法は、以下の応募フォームに必要事項を入力して応募完了となる。応募期間は1月20日〜2月11日まで。抽選で5人に「シュア」オリジナルスニーカー“イグナイト ザ ポッドキャスターズ”をプレゼントする。
https://btnb.f.msgs.jp/n/form/btnb/n6MSEXeskGwFkQbsa6JXh
※同スニーカーはハンドメイドのため、応募フォームに入力したサイズと一致するサイズの用意が難しい場合あり。その場合、入力したサイズに最も近いサイズのスニーカーをプレゼント。
※賞品の発送をもって当選発表。
※シリアルナンバー引き換え製品は“MV7i スマートマイクロホン&インターフェース”。
※スニーカー当選者に限りシリアルナンバー送付にて引き換え可能。
※シリアルナンバーの送付方法はスニーカーに同梱された案内書類を要確認。