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資生堂が米国の皮膚科学研究所と提携拡大に関する契約を締結

 資生堂は7月1日、米国・ボストンのマサチューセッツ総合病院ハーバード医科大学付属皮膚科学研究所「シービーアールシー(CBRC)」(以下、CBRC)と新たな提携拡大に関する契約を締結した。

 CBRCは、気鋭の研究者を集めた先進の皮膚科学研究所として1989年、資生堂のサポートにより米国・マサチューセッツ州ボストンに設立。以来、CBRCと資生堂は皮膚科学領域における共同研究を進め、これまでに「神経と皮膚免疫細胞相互作用の発見」「皮膚基底膜でのラミニン5の重要性の発見」など皮膚・毛髪科学の重要な研究成果を挙げてきた。

 新たな提携にあたり研究の方向性を決定し進捗を監督する最高意思決定機関「エグゼクティブ リーダーシップ コミッティー(EXECUTIVE LEADERSHIP COMMITTEE)」を設立し、7月9日に開催した第一回ミーティングで共同研究テーマを決定した。同契約では、これまで取り組んできた皮膚科学の協同研究を拡大するとともに、重要な皮膚科学の知見を広く世の中へ伝えていく。今後、資生堂とCBRDは、化粧品の製品開発や紫外線・環境因子・加齢から肌を守る方法の啓発普及に取り組んでいく。

 新契約の背景には、多様な価値観やライフスタイルが生まれ、これまで以上に顧客が主体的に行動する生活へシフトしているという市場の変化がある。このような変化を受け、新契約では、顧客の変化に対応するべく研究開発のみならず健康な肌を保つための啓発にも拡大する。具体的には「資生堂の製品開発に関わる皮膚科学の共同研究」「エビデンスに基づいた皮膚科学のコミュニケーションに関わる共同活動」「先進の皮膚・毛髪科学に関する共同研究」3つのプログラムを掲げる。「資生堂の製品開発に関わる皮膚科学の協同研究」は、健やかな肌へ導く製品開発につながるような皮膚科学テーマを探求。「エビデンスに基づいた皮膚科学のコミュニケーションに関わる共同活動」は、シンポジウムの企画・研究者教育プログラム・オンラインセミナー・プレスイベントなどを通じて広く社会へ有益な情報を伝える活動を行う。「先進の皮膚・毛髪科学に関する共同研究」は、将来の革新的な製品開発の基盤となるような戦略的な皮膚・毛髪科学の共同研究を推進する。

 なお、これらの中長期的な研究開発を行っていくため契約期間は6年間(2015〜20年)とした。CBRCのデイビット・フィッシャー所長は「我々の共同研究によって皮膚科学への理解が深まり、革新的な疾患治療法や肌の健康維持・増進に寄与する製品の開発につながるだろう。皆の健康に資するような素晴らしい成果を生み出していきたい」と語った。島谷庸一・資生堂執行役員常務研究開発本部長は「資生堂とCBRCは1989年から長く共同研究を続けてきた。このたび新たに提携拡大に関する契約を結んだことで、より関係を強化できると確信している。CBRCとの共同研究を資生堂のさらなるイノベーションに役立てたい」と述べた。

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