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ルイ・ヴィトンが豪ヨーク岬半島の生物多様性の保全・回復へ 自然保護団体と協働

 ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)はこのほど、自然保護団体「People For Wildlife」と生物多様性の保全・回復を目指す5年間のグローバルな環境パートナーシップを締結した。オーストラリア・クイーンズ州にあるヨーク岬半島(オーストラリア大陸北東部の突き出た半島)の40万ヘクタールのエリアで生物多様性の保全・回復を目指す。地域社会の協力のもと、科学的フィールド調査の支援、野生生物種のモニタリング、外来種の駆除方法の理解による生物多様性の再生を行う。また、自然由来素材の責任ある使用に基づく持続可能なビジネスモデルの共創を目指す。ヨーク岬半島は、熱帯林、森林、淡水生態系、海外線などの広大な地域に世界でも有数の豊な生物多様性を有する。

 この活動は、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の目標である2030年までに500万ヘクタール分の動植物の生息地の回復への貢献、同年までに地球上の陸域の30%を保護するという2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の合意への貢献に寄与する。

 「People For Wildlife」はヨーク岬で環境保全研究に長く携わってきたダニエル・ナトゥシュ(Daniel Natusch)博士が20年に創設。社会的利益を考慮した保全活動を推進しつつ、生物多様性のある景観の保全・回復に取り組む。その手段として、業界をリードする企業や先住民社会とパートナーシップを結び、地域社会の生計を支える自然素材の持続可能なサプライチェーンを軸に経済を構築することを目指す。

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