ファッション

「ポルシェ」の魅力をアートとファッションで表現したポップアップイベントが原宿で開催

 ポルシェジャパンは、「ポルシェ(PORSCHE)」初のフル電動スポーツカー“タイカン(TAYCAN)”のポップアップストア「ポルシェタイカン ポップアップ原宿(PORSCHE TAYCAN POPUP HARAJUKU)」をJR原宿駅近くの商業施設「ジング(JING)」で12月8~19日に開催した。注目を集めたのは、サステナブルなスポーツモビリティーの未来を象徴する“ポルシェタイカン”だけでなく、「ポルシェ」ブランドの魅力をアートとファッションを融合して表現した新しい試みだ。

ファッション業界人が語る
「ポルシェ」愛

 カーマインレッドの“タイカン ターボS”とフローズンブルーメタリックの“タイカン4S”とともに会場で目を引いたのが、「ポルシェ」がアメリカの現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とコラボレートしたアート作品“クリスタル エローデッド ポルシェ911(CRYSTAL ERODED PORSCHE 911)”と、セレクトショップの「ツージー(2G)」による“アーシャム スタジオ×ポルシェ”のファッションアイテムの展示だ。このコラボレーションは、どのように実現したのか。「ポルシェ」と刺激し合うファッションとアートのつながりをテーマとしたトークイベントが12月10日に行われた。登壇したのは、ナビゲーターを務めた中道大輔キッチン & カンパニー代表取締役 マネージングダイレクター、ファッション・キュレーターの小木 “Poggy” 基史、石川涼せーの代表、前田謙一郎ポルシェジャパン執行役員マーケティング&CRM部の4人。

「ポルシェ」と
ダニエル・アーシャムの
世界観が融合

 アーシャムと親友で、「ツージー」のファッションディレクターを務める小木 は「アーシャムとは約7年前に出会い、日本における彼の初の個展もサポートした。『ポルシェ』のことを熱く語る彼を何度も見たことがある。今回の作品は、アートとファッションと車のカルチャーがうまく結びついている」「私はユナイテッドアローズに約20年在籍した。セレクトショップは、本物が好きだ。私が『ポルシェ』に引かれる点も、“走る”ことに全身全霊を傾けて本物を追求している姿勢だ」と話した。また、「ポルシェ」のオーナーである石川せーの代表は、「小学生のころ、父親に連れられて東京モーターショーで見た“ポルシェ911(964型)”の印象が今も心に強く残っている。『ポルシェ』の好きな点は、乗り心地が良いサイズ感と歴史。1つのモデルが進化を遂げながら、確固たるスタイルを構築している『ポルシェ』の歴史を尊敬している。試乗した“タイカン”は、まるで地面の上を滑っているような快適な乗り心地だった」と魅力を語った。

“タイカン”は
「『ポルシェ』の
新しい歴史に対する答え」

 「10年以上前から、『ポルシェ』に憧れていた」という中道大輔キッチン & カンパニー代表取締役 マネージングダイレクターは、約4年前から“ポルシェ993”のオーナー。“タイカン”を試乗した感想について、「電気自動車に乗っているという感覚はなく、ハンドリングなどレスポンスに優れていた。これほどの馬力を持った車で街中を走るのは快適だ。『ポルシェ』の強みは常にアイコニックな哲学を貫き、時が経っても変わらない価値を持ち続けていること。“タイカン”は、このDNAを象徴する『ポルシェ』の新しい時代に対する答えだと言える」と話した。「ポルシェ」の魅力は1931年の創業以来、走り続ける進化の歴史にあるようだ。

多様性を増す
「ポルシェ」カルチャー

 “アーシャム スタジオ×ポルシェ”コレクションは、アーシャムとのコラボレート作品“クリスタル エローデッド ポルシェ911“をイメージしたイラストや、エンジンからインテリアまで車体の内部を露出させた”ポルシェ 930A”のグラフィックを落とし込んだアパレルをラインアップした。価格はフーディー1万8000円、クルーネックのスエット1万6000円、長袖のTシャツ1万円、Tシャツ8000円で、渋谷パルコの「ツージートウキョウ」で販売中だ。「ツージー」は、アートトイなどを企画・販売するメディコム・トイ、アートギャラリー「ナンヅカ(NANZUKA)」、小木とデイトナ・インターナショナルによるセレクトショップが協業したスタジオで、11月に大阪・心斎橋パルコにもオープンした。
 「ポルシェ」はアーシャムのほか、今年ニューヨークのファッションブランド「エメ レオン ドレ(AIME LEON DORE)」やスポーツブランド「プーマ(PUMA)」と相次いでコラボレーションを発表し、多様な「ポルシェ」のカルチャーを創出している。1月に日本でも納車が開始される“タイカン”は、25年までにラインアップの半分の電動化を目指す「ポルシェ」の次世代に向けて重要な役割を担う。アイコン的な存在である“ポルシェ911”同様、サステナブルなスポーツカー“タイカン”は未来の「ポルシェ」を代表するモデルとして注目される。

問い合わせ先
ポルシェ コンタクト
0120-846-911