2010年のデビューから約5年、ロンドン・ファッション・ウイークの盛り上がりをけん引するブランドに一つになった「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」。現在は、コレットやドーバー ストリート マーケット(DSM)、ディエチ・コルソ・コモ、リステアなど有力セレクトショップがこぞって取り扱うまでに成長している。得意とするのは、毒気のある捻りを加えたロマンティックでフェミニンなスタイル。それは、15年春夏コレクションに登場した、どぎついほどに鮮やかな赤いシノワズリの生地のアイテムやその上に飾られた共布の立体的な花の装飾にも見て取れる。
【ルック】「シモーン・ロシャ」2015年春夏ロンドン・コレクション ▶︎
今回、ドーバー ストリート マーケット ギンザのコーナーでその花を用いたディスプレーを実施するため、シモーン・ロシャが来日した。「私の信念に共感してサポートしてくれる小売店の存在はとても大きい。DSMのようにスペースを設けてくれたり、コレットのようにウインドーを飾る機会を与えてくれることで、コレクションの世界観をより強く描くことができているわ」。そして、もう一つ、彼女にとって非常に重要なのが、ファッションショーだという。「ブランドを手掛けていて、確実に一番好きなパートはショー。音楽や香り、雰囲気までこだわり、20分という限られた時間で観客の心を動かすようなものにしたいと思っている」。また、デビュー間もない頃からコレクションに合わせたシューズやバッグを制作しているのも、「世界観を伝える上で、完全なルックを作るためにアイテムをそろえるのは当然」という思いが元になっている。