ファッション

【パリ・メンズ速報】「ラフ・シモンズ」のルーズとシックが融合したネオ・クラシック

 先に開催されたミラノ・メンズ・コレクションで、ジャケットから片方だけ飛び出たシャツ襟や、ニットの裾からシャツをルーズに出すといった無造作なカジュアルを提案した「プラダ」。パリメンズでは、「ラフ・シモンズ」が「プラダ」の価値観に通ずる新たなメンズの装いを打ち出した。「プラダ」ほどのリラックスカジュアルではなく、あくまでシャープなテーラードをベースにしているが、首元のフォーカスや無造作なルーズへのアプローチは共通している。


 たとえば、シャツではこれまでよりもかなり大振りになった襟を左右アンバランスに立ち上がらせたり、手の半分以上が隠れてしまうほど裄丈を長めにとったり。襟と同じくワイドに末広がりになったカフスは折り返すことで、勢いよく咲く花のようなエレガントなニュアンスに。ストレートの形が新鮮なボトムスは、裾口をくしゅくしゅとたるませている。対してアウターは、ラグランスリーブなのに体のラインにそったタイトフィッティングのチェスターコートやスリーブレスコートを合わせることで、シックな印象に仕上げた


 カラーはクラシカルなネイビーやボルドーを基調に、柔らかなイエローやマットなターコイズをディテールに差し込んだ。ミラノでは各ブランドがバリエーションを増やした首元の提案は、胸上に共地で作ったボーダー状の“目隠し”を付けることで、そもそも「提案なんて、一切必要ない」と言ったイメージに。ただ、その“目隠し”こそが、結局Vゾーンに視線を集める結果をもたらしている。細部にこだわり、完璧なVゾーンを作ることで胸元に視線を集めようとしたミラノブランドを嘲笑っているかのようだ。「プラダ」同様、クラシック回帰で足並みを揃えるほかのブランドより一歩も二歩も先を行くスタイリング提案だ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2027年春夏東京コレクション特集 混ざり合う個性、広がる可能性

「WWDJAPAN」9月14&21日合併号は、2027年春夏東京コレクションを特集します。今シーズンも「WWDJAPAN」は、8月31日〜9月5日に行われた「楽天 ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」の全日程を総力取材。ファッションショーやプレゼンテーションを追い、ショー後のデザイナー取材を交えたコレクションリポートに加え、バックステージでヘア&メイ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。