サステナビリティ

リペアやリメイクのサイクラスとNTTドコモビジネス、DPP活用に向けた共同実証を開始

衣服のリペアやリメイクを手掛けるサイクラス(CYKLUS)はこのほど、NTTドコモビジネスと協業し、デジタルプロダクトパスポート(DPP)活用に向けた共同PoC(Proof of Concept、概念実証)を開始すると発表した。

実施期間は2026年5月から11月を予定。アパレル製品の修理、回収、再販、リサイクルをシームレスにつなぐ循環サービスの実装と、将来的な規制対応を見据えたデータ基盤の整備を目的とする。

同PoCでは、QRコードを用いて製品ごとの基本情報や製造・修理履歴、LCAに基づく環境指標などのライフサイクル情報を一元管理し、ユーザー、メーカー、リペア事業者が共有できるデジタル基盤の有用性を検証する。併せて、ECや修理管理システム、会員基盤などとのデータ連携の可能性も検証する。

また、トレーサビリティー向上に資する情報設計のあり方や、ケア・リペア情報の提供に対するユーザーの反応、循環の取り組みを可視化することによる製品・ブランドへの愛着形成、DPP導入によるブランド価値向上への効果についても検証する。参加ブランドおよび事業者は「ゴールドウイン(Goldwin)」やミヤモリが運営するリペアサービス「リフォルメ(ReForme)」など。

DPPには、製品仕様や素材構成といった基本情報に加え、LCAに基づくCO₂排出量や水使用量などの環境指標、製品の開発背景やブランドストーリー、手入れ方法や修理案内などのケア・リペア情報、修理履歴、リユース・リサイクル窓口などの情報を組み込む。製品の背景や価値を可視化することで、ユーザーの理解や共感を促し、長期利用につなげる狙いもある。

ICT基盤には、NTTドコモビジネスの再生資源循環プラットフォーム「CEMPF(Circular Economy Management Platform)」を採用。アパレル分野におけるDPP活用の第一歩として、情報提示やデータ連携を通じたユーザー体験と運用適合性を検証する。両社はPoCの成果を踏まえ、アパレル業界向けDPPのベストプラクティス構築と商用実装を進める方針だ。

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