「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、ブランド創業50周年を機に主力フレグランスを刷新し、“気分を瞬時に切り替える”ためのツールとして新たな香りの提案を強化する。5月27日に“ヴェルヴェーヌ”、7月1日に“ラヴァンド”、同月29日に“ヴェルヴェーヌアグルム”を順次発売する。それぞれの香りに、オードトワレ(75mL、8470円)、ハンドクリーム(30mL、1870円/75mL、3300円)、シャワージェル(250mL、3960円)、ボディーミルク(250mL、4840円)などをラインアップする。
リニューアルの中核となるのが、香りを外向きの演出だけでなく、内面を整えるツールとして捉えた“ムードフレグランス”の考え方だ。新たに打ち出す3種の香りはそれぞれ、集中(ヴェルヴェーヌ)、リラックス(ラヴァンド)、アクティブ(ヴェルヴェーヌアグルム)といった気分に対応。日常のシーンや時間帯に応じて香りを使い分けるセルフチューニングの習慣を提案する。
抽出技術を刷新、よりリアルな香りへ
製品面では、香りのリアリティーを高めるため抽出技術を刷新。アルコール溶剤を使わず植物の細胞に電磁波を当てることで、成分を壊さず抽出する新手法を採用した。これにより、よりナチュラルで生き生きとした香りを実現するとともに、サステナビリティに配慮した。中でもブランドを象徴するヴァーベナの香り“ヴェルヴェーヌ”は、フレッシュでクリアな印象へと進化。“ラヴァンド”は南仏産の高品質なラベンダーを使用し、穏やかで持続性の高いリラクゼーション効果を打ち出す。シトラスを効かせた“ヴェルヴェーヌ アグルム”は、軽やかな高揚感をもたらす香りとして展開する。
今回のリニューアルは、「CRAFTING LIFE TIES(生命のつながりを紡ぐ)」をテーマに掲げたグローバル戦略の一環。1976年、創業者のオリビエ・ボーサン(Olivier Baussan)が蒸留したエッセンシャルオイルから始まった同ブランドは、自然と人とのつながりを軸に成長してきた。50周年を機にその価値観を再解釈し、現代のライフスタイルに合わせた提案へと進化させる。
ウェルネス需要の高まりを背景に
背景には、ビューティとウェルネスの融合市場の拡大がある。香りが感情に与える影響に着目した研究も進んでおり、同社によるテストでは“ヴェルヴェーヌ”の香りについて、91%が「感覚を目覚めさせる」と回答。嗅覚を通じて気分を切り替える新しいアプローチとして位置付ける。
なお、同社は昨年10月に発売したフレグランスコレクション“アート オブ セント”を皮切りに、27年までに全製品のリニューアルを進める計画。店舗デザインやビジュアルも刷新し、南仏オートプロヴァンスの世界観を体感できるブランド体験の強化を図る。