ファッション

「ブルーガール」2014-15年秋冬ミラノ ブーツカット復活でレトロなスウィンギング・ロンドン

 「ブルーガール(Blugirl)」は、1960年代のファッション・アイコンである女優のマリアンヌ・フェイスフルなどにインスパイアされたスウィンギング・ロンドンスタイルにフォーカス。そこに、得意とするロマンティックなムードやヴィンテージ感覚をハイブリッドした。
 
 オパール加工で花柄を施した黒やピンクのベルベットドレス、ペイズリー柄のホーボーシックなブラウスやワンピースなどがその一例。肩にギャザーを寄せて袖に分量をたっぷりとったレトロなプリントブラウスは、ケイト・モスも敬愛する60年代のファッション・アイコン、アニタ・パレンバーグを彷彿とさせる。
 
 ジャカードやブロケードといった表情豊かな生地使いは厚みがあり、一見すると最近の流れである「軽さ」とは逆行する。しかし、それらは実際にはハイテク技術を取り入れることで快適な着心地を実現していることはモデルの軽やかな足取りからもわかる。 
 
 得意のアニマル柄はファーコートやロングブーツに取り入れて、ヴィンテージウエアのような風合いに。ファーやレザー使いのコートもまるで古着屋で買ったようなレトロな仕上がりになっている。
 
 ボトムスは、久しぶりに登場したブーツカットが印象的。柔らかい生地のブーツカットパンツはロングジャケットと合わせてスーツで着こなし、ゴールドチェーンのファーのハンドバッグやアンクルストラップのハイヒールシューズを合わせる。


ブルーガール
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