オーランド・ブルーム(人物)

1977年1月13日、イギリスのカンタベリーで生まれる。父親は南アフリカ出身の作家・ジャーナリスト、ハリー・ブルーム。4歳で父を亡くし、父の友人のコリン・ストーンと母のもとで育ったが、後にコリンが実の父だと知らされた。映画「スーパーマン」を見て俳優に憧れるようになり、16歳でロンドンのナショナル・ユース・シアターに入り、本格的な演技の勉強をスタート。その後、奨学金を得てブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーへ、さらには名門ギルドホール音楽演劇学校で3年間演劇を学ぶ。在学中に映画「オスカー・ワイルド」(97年)に端役で出演。卒業公演では主役を務めるほど成績優秀で、卒業から2日後に「ロード・オブ・ザ・リング」(2001年)のオーディションに合格し、レゴラスを演じて一躍注目を浴びる。以後、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ全作に出演して人気を得た。2003年に「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」に出演。本作も人気シリーズとなり続編4作に出演した。製作に関わった「ヘイヴン 堕ちた楽園」(04年)で映画初主演。「キングダム・オブ・ヘブン」「エリザベスタウン」(共に05年)と主演作が続いた。13年には、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの60年前を描いた「ホビット」シリーズの第2作「ホビット 竜に奪われた王国」で再びレゴラスを演じて話題を呼んだ。映画と並行して舞台にも力を注いでいて、13年には「ロミオとジュリエット」で初めてブロードウェイの舞台を踏んだ。私生活では、10年にモデルのミランダ・カーと結婚。男児を授かるが、13年に離婚。16年に歌手のケイティ・ペリーと交際を始めて19年に婚約。翌年に女児を授かった。父親の影響で人権問題や環境問題に強い関心を持ち、環境主義団体「グローバル・グリーン・アメリカ」のメンバーとして活動。ロンドンの自宅を改装する際には、すべてリサイクル建材を使用してソーラーパネルを設置した。また、ユニセフの親善大使として活動していて、23年にはウクライナを訪れてゼレンスキー大統領と会談。ウクライナの復興や子どもたちの権利について語り合った。

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