ファッション

ヴァージル初の「ルイ・ヴィトン」ポップアップ 初日は極寒の中1100人が行列

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON以下、LV)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh以下、ヴァージル)がメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任して初のコレクションとなる2019年春夏シーズンのアイテムを先行販売する期間限定店を原宿にオープンした。入店は事前抽選制で、1月31日までのオープン期間中、毎朝6時~8時半までの間でポップアップ付近の指定場所に並んだ人に抽選券を配る。当選者は営業時間の11~19時の間で、1時間ごとに30人ほどが入店する権利を与えられる。

 オープン初日は気温が1度前後と寒い中、指定場所から渋谷方面に向けて約250m、1100人が列をなした。先頭に並んでいたグループは「朝5時から並んでいた」という。ヴァージルが手掛ける初の「ルイ・ヴィトン」ということもあり注目度は高いようだが、先着順ではないことや、抽選時間が明確に決まっていることなどから徹夜組はいなかった。行列には「LV」のアイテムやヴァージルと「ナイキ(NIKE)」のコラボプロジェクト「THE TEN」のスニーカー、そして「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のアイテムを身に付けている人の他、中国人観光客も多数見受けられた。

 当選者は入店可能時間の15分前に指定の場所に集合し、店舗に入店する。11~12時の間に入店した20代の男性2人組は、「朝6時から並んでいた。ボストンバッグや小物、限定商品のTシャツなどを購入した。値段は大体130万円程と、決して安くはないが、この日のために貯金していた」と語った。バッグや革小物などの他、店舗限定のアイテムに人気が集中しているようだ。

 今回のポップアップは、日本とニューヨークの2カ所で同時オープン。入店は原則抽選制だが、混雑状況によっては順次入場できる場合もあるという。

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