「マルジェラ」出身の有名デザイナーとは?
今最も話題が多い「マルジェラ」出身デザイナーに、15-16年秋冬コレクションでデビューを果たしたナデージュ・ヴァンヘ・シビュルスキー「エルメス(HERMES)」アーティスティック・ディレクターや、セバスチャン・ムニエ「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」ヘッドデザイナーらがいる。デムナ・ヴァザリアをはじめとする「マルジェラ」元デザインチームが手掛ける新ブランド「ヴェトモン(VETEMENTS)」も15年春夏コレクションでデビューを果たし、昨年LVMHプライズのファイナリストに選出されている。
他には、「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」でシューズのアーティスティック・ディレクターを務めるデイヴィッド・トゥルニエール、マーク・ジェイコブスの下で「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・デザイナーを5年間務めたことで有名なポール・エルバース「コーレンス」クリエイティブ・ディレクターのほか、「ルイ・ヴィトン」でウィメンズを担当するグレゴリー・ブルックス、「エルメス」のウィメンズを手掛けるフィリッポ・グラツィオーリ、「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」のメンズ担当として活躍するイングリッド・グットルムセンらも皆「マルジェラ」のデザインチームに在籍していた経験があり、今後ブランドの顔として表舞台に浮上する可能性も高そうだ。
「マルジェラ」卒業生に共通する才能について、「彼らが『マルジェラ』で学んだのは、“ファッションの向こう側”にあるものを意識しながらデザインすることだろう。だからこそ彼らのクリエイションはどこか哲学的で社会的なのだ」とアニエス・バレット=エージェント・シークレット創業者。彼女は06年にヘッドハンティングの会社を設立する前、「マルジェラ」のコレクション・ディレクターとしてマルジェラ本人と働く傍ら、各商品カテゴリーのデザイン・ディレクターをヘッドハントしていた。「マルタンはスケッチのアウトラインだけを描き、チーム一人一人の意思を積極的に聞いた。彼レベルのデザイナーには珍しいことだ。よきリーダーであり、私たちにインスピレーションをくれた。カリスマ性があってハッキリした性格の持ち主だった」と話す。
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