
ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)がクリエイティブ・ディレクターを務める「カルバン・クライン コレクション(CALVIN KLEIN COLLECTION)」が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。会場に集まったのは、かつてクリーンで官能的なミニマリズムによって一時代を築いた「カルバン・クライン」を知る世代から、レオーニが現代的に研ぎ澄ます新たなミニマリズムに共鳴する若い世代までさまざまだ。
来場者の装いで目立ったのは、デニムにTシャツやタンクトップを合わせた肩の力の抜けたスタイリングや、シンプルなテーラードスタイルをさらりと着こなす姿だった。余計な装飾を削ぎ落とすことで、かえって着る人自身の個性や自信が際立つ。その姿は、服そのものよりも、それをまとう人の存在感を引き出すというブランドの美学を体現しているようにも映る。
華やかな装いが行き交うニューヨーク・ファッション・ウィークの中で、これほどまでにミニマルなスタイルが印象に残るのも「カルバン・クライン」ならでは。飾らないからこそクールに見える。そんな“引き算の美学”を、ゲストたちの着こなしが物語っていた。