ファッション

実験音楽イベント「MODE」が4月に東京と京都で開催 9年ぶりにパティスミスが来日

実験音楽やオーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ「MODE」は、パティ・スミス(Patti Smith)とニューヨーク・ベルリンを拠点に活動する現代音響芸術コレクティブのサウンドウォーク・コレクティヴ(Soundwalk Collective)による最新プロジェクト「コレスポンデンス(CORRESPONDENCES)」を4月から東京と京都で開催する。

「コレスポンデンス」はパティとサウンドウォーク・コレクティヴによる10年以上におよぶ協働プロジェクトで、さまざまな地理や歴史、自然環境を横断する作品としてエキシビションとパフォーマンスの形式で発表。エキシビションは4月26日〜6月29日まで東京都現代美術館で、パフォーマンスは4月29日に京都のロームシアター京都で、5月3日に東京の新国立劇場でそれぞれ開催する。パティは9年ぶりの来日となる。

今回、日本で発表する「コレスポンデンス」は両者の最新プロジェクトであり、パティとステファン・クラスニアンスキー(Stéphan Crasneanscki)が10年にわたり交わしてきた“対話“から生まれた。現在進行中で進化し続けるコラボレーションプロジェクトは、さまざまな土地の「音の記憶」を呼び起こし、芸術家や革命家、そして気候変動の継続的な影響の足跡を体現する。

ステファンが詩的な霊感や歴史的な重要性をもつ土地を訪れフィールドレコーディングで「音の記憶」を採集し、パティがその録音と対話を重ねて詩を書き下ろし、さらにそのサウンドトラックに合わせてサウンドウォーク・コレクティヴが映像を編集する。こうした“往復書簡(=コレスポンデンス)“によって生まれたのが、同エキシビション、パフォーマンスの根幹を成す8つの映像作品だ。これらの映像は、チェルノブイリ原発事故や森林火災、動物の大量絶滅といったテーマを探求するとともに、アンドレイ・タルコフスキー(Andrei. Tarkovsky)、ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)、ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)、ピョートル・クロポトキン(Pjotr Kropotkin)といった芸術家や革命家を参照しながら、人間と自然の関係やアーティストの役割、人間の本質について問いかける。

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