大阪・茨木市駅から徒歩1分の住宅街に、新コンセプトのサロン「ビーラブドバイ(Be Loved By.)」が誕生した。同店は、4室のエステルームとショッピングゾーンからなるエイジングケア専門のビューティ&エステティックサロン。ショッピングゾーンには主にサロン(エステサロンとヘアサロン)専売品を取りそろえ、カウンセリングを通して販売する。「スキンケア、メイク、インナービューティアイテム、食品など、メーカーの大小を問わず、自分で試して本当に良いと思った製品のみを取りそろえている」と、同サロンを運営するビスタンスの小野雅也・代表は話す。
また、メーンターゲットを「地元に住む40代以上の女性」に設定している点も特徴の一つだ。「40 歳くらいまでの女性は、インターネットや雑誌などで上手に美容情報を入手している。しかしそれ以上、特に50〜60代の女性の中には、美容・健康に関することをどこに相談していいのかわからない、という人も多い。また、エステに関して"ハードルが高い"と感じている人も少なくない。そうした美容に関する疑問や悩みに応える"相談所"のような役割を果たし、気軽に製品やエステを体験してもらえるようなサロンを作りたいと考えた。つまり"美容感度の高い女性"ではなく"一般の女性"を顧客とするビジネスモデルだ」。今後は「スキンケア&スカルプケア診断」や「メイクセミナー」など、季節に応じたイベントもサロンで開催していきたいという。
消費の主役が50代女性へと移行する中、百貨店カウンターではできないような、美容に関するブランドの垣根を越えた相談をしたいという女性は増えている。そうしたニーズに応え、" 地域で1 番美容に詳しい人がいるサロン(人が集う場所)"としての立ち位置を確立できれば、シニアマーケットに一石を投じることができそうだ。