ファッション

「アディダス」新ウエアとシューズで内なる情熱を解放せよ パリ五輪向けイベントを開催

「アディダス(ADIDAS)」は、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、パリ五輪)開幕に先駆けたグローバルイベント「ザ ロード トゥ パリ(ADIDAS PRESENTS : THE ROAD TO PARIS)」を4月、パリで開催した。イベントでは「アディダス」がパートナーシップを結ぶ各国代表オリンピックおよびパラリンピック公式ウエア、代表ユニホームのほか、ブランド史上最大規模となる全41競技・計49モデルのフットウエアコレクション“アディダス 2024 アスリート パック(adidas 2024 ATHLETE PACK)”を発表した。

会場には、「アディダス」がパートナーシップを結ぶ世界16カ国のオリンピックおよびパラリンピック代表選手計75人が集い、日本からは東京2020オリンピック柔道金メダリストの阿部一二三選手と詩選手が参加した。

adidas 2024 ATHLETE PACK

“炎の揺らめき”を宿したシューズは
圧巻の41競技・49モデル

イベントで発表した新製品の目玉の1つが、最大規模のバリエーションとなった競技用フットウエアの数々だ。パフォーマンスフットウエアコレクション“アディダス 2024 アスリート パック”は、マラソンや短距離走、走り幅跳びといった陸上競技をはじめ、テニスやバスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ボクシング、レスリング、ラグビー、スケートボード、そして今大会から新競技に加わったブレイキンまで、全41競技に特化した機能シューズを49型ラインアップした。ランニングシューズの“アディゼロ アディオス プロ 3(ADIZERO ADIOS PRO 3)”と“アディゼロ タクミ セン 10(ADIZERO TAKUMI SEN 10)”は、「アディダス」各店舗や公式オンラインストア、各取扱店舗で販売中で、その他シューズも順次発売予定だ。

同コレクションのデザインテーマは“炎の揺らめき”で、アッパーやソールには炎をイメージしたオレンジやピンクのカラーをあしらっている。シューズ全体は黒と白のスリーストライプスを基調としたモノトーン仕立てにし、アスリートの動きに合わせて、足元に炎が燃え立つような視覚効果を生み出した。

毎大会注目を集めるのが短距離走用シューズだ。“アディゼロ プライム SP ストラング(ADIZERO PRIME SP 3 STRUNG)”のアッパーには、独自のテキスタイル技術“ストラング”を採用。データに基づいて1つ1つの繊維を配置したアッパーが足を包み込み、軽さと快適性、優れたサポート力を実現した。

クラウス・トムザック(Claus Tomczak)デザイン・ディレクターは、「シューズには、機能的なニーズもあれば、文化的なニーズもある。各競技の特性やそのスポーツの背景を尊重し、機能性のアップデートや素材選びを行った」と説明する。選手の声に耳を傾けながら、アスリートの求める機能やデザインを実現すべく製作したという。

例えば、新競技ブレイキンやスケートボード向けの“スーパースター ADV(SST ADV)”は、あえて大きな改良を加えなかった。「ブレイキンの選手から『現行の“スーパースター”で十分だ。新たな機能もデザインも望んでいない』という声が上がった」とし、“炎”のオレンジもソール裏のみに用いている。「“スーパースター”はブレイキンが生まれたストリートカルチャーの象徴であり、長年にわたり愛されてきたアイテム。カルチャーに通用することは証明済みだ」。

Official Team Wear for Paris 2024

快適性と情熱を込めた
全15チームの公式ウエア

ウエアは、イギリスとドイツ、ポーランド、アイルランド、トルコ、エチオピア、バーレーン、ハンガリー、キューバのオリンピック公式ウエアと、イギリス、ドイツ、ポーランド、アイルランド、トルコ、キューバのパラリンピック公式ウエアを披露した。アスリートが快適な状態で競技に臨むために開発したデザインで、 227スタイルのうち196がアダプティブ・フレンドリーに設計している。

公式スポンサーである15チームの全アパレルには、シューズと共通したデザインテーマ“炎の揺らめき”を採用している。アスリートらが自身のスポーツに宿した内なる情熱を、オレンジからピンクへとグラデーションするカラーで表現し、キットのグラフィックや、書体、ラインパターンなどに用いて、ポップな色彩で生命を吹き込んだ。

全プロダクトの86%に
ユニバーサルデザインを実現

パリ五輪のスペシャリストであるサイモン・カートライト(Simon Cartwright)は、「オリンピックは、スポーツブランドにとって、活動の幅の広さを示せる素晴らしい場だ。スポーツの規模に関係なく、等しくサポートするのがブランドの原点」と語り、「アディダス」のマルチスポーツブランド力を改めて主張する。同大会の新たな試みは、パラリンピックのアスリートだけでなく、誰でも着用できるユニバーサルなデザインを心掛けたこと。着脱しやすいよう、ショート丈で、腕から身幅にかけて緩やかなカーブシルエットにするなど、選手との協力で全プロダクトの86%でユニバーサルなデザインを実現した。

Siblings Uta and Hifumi Abe

“4連覇に向けてとても刺激になった”

日本から同イベントに参加した阿部一二三選手と詩選手は、各国から集ったアスリートらと堂々と肩を並べてステージに登場した。本番に向けて引き締まった表情を見せた後には、ビョルン・ガルデン(Bjorn Gulden)アディダス最高経営責任者(CEO)とも談笑するなど、イベントを堪能した。会場で、パリ五輪への意気込みを聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):イベントに参加した感想は?

阿部詩選手(以下、詩選手):どんなイベントなのか来る前から楽しみにしていましたが、すごくかっこよかった。初めての体験だったので、新鮮な気持ちでした。

阿部一二三選手(以下、一二三選手):各国のオリンピック公式ウエアの発表に立ち会えて、パリオリンピック本番でも、 今日イベントで見た国のウエアを見たら、テンションが上がりそう。参加できてよかったです。

WWD:各国から集結した75人のアスリートとは何か会話した?

一二三選手:レスリングで大会4連覇しているキューバのミハイン・ロペス(Mijain Lopez)選手と少し話をしました。5連覇を目指すモチベーションを聞いたら、「自分の競技(レスリング)が本当に好きで、ただ純粋な気持ちで挑んでいる。キューバはチームで戦っているので、チーム、そして家族のために闘うんだ」と話してくれました。自分も4連覇を目指しているので、刺激になりましたね。

WWD:「アディダス」の印象は?

一二三選手:スポーティーなデザインの中に、ちょっとしたワンポイントを効かせたスタイリッシュなデザインのブランド。トレーニングはもちろん、オフシーンで着ても映えるところが格好良くて好きです。

詩選手:私は、「アディダス」といえばなストライプの3本線が好きです。今日履いている “アディダス 2024 アスリート パック”も、履き心地がすごくいい。オレンジとピンクのカラーで情熱をイメージしたという話を聞いて、まさにオリンピック仕様だと感じました。選手はみんな大会に向けて燃えているので、心に響くシューズではないでしょうか。

WWD:最後に、パリ大会に向けての意気込みは?

一二三・詩選手:二人でまた金メダルを獲り、笑顔で日本に帰ります。応援よろしくお願いします!

問い合わせ先
アディダスお客様窓口
0570-033-033