ビューティ

「ディオール」が名香“ジャドール ロー”の限定版を世界100個限定で発売 現代アーティストのジャン・ミシェル・オトニエルと協業

ディオール(DIOR)」は4月12日、ガラス作品で知られるフランスの芸術家ジャン・ミシェル・オトニエル(Jean-Michel Othoniel)と協業し、同ブランドを代表するフレグランス“ジャドール ロー”の限定版(サインとシリアルナンバー入り、専用ケース付き)を発売する。世界で限定100個を用意し(日本は数個)、価格は209万円。公式ECと一部店舗で取り扱い、11日まで予約を受け付けている。

“ジャドール ロー”は、調香師のカリス・ベッカー(Calice Becker)が1999年に生み出した“ジャドール”をもとに、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)=パフューム クリエイションディレクターが手掛けた花々が輝く香り。限定版のボトルはクリスタルを採用し、これまでの“ジャドール”と同様に、ムッシュ・ディオール(Monsieur Dior)が作ったアンフォラ(陶器)のシルエットを踏襲した。アンフォラのシルエットは、「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」が47年に発表した“ニュールック”の“8ライン”にインスパイアされている。

クリスタルのアンフォラを取り囲むのは、アーティストのジャン・ミシェル・オトニエルが制作したゴールドのフラワーアートだ。バラの水彩画から作った3Dモデルをもとに、伝統的なロストワックス鋳造の技術を得意とするアトリエでビーズを製造。ビーズは一つ一つ手作業で磨いたのち溶かしたゴールドに浸し、花をモチーフに組み立てた。専用のケースは、白を基調にゴールドをあしらったトランク。芸術作品を運ぶケースから着想を得た。

ジャン・ミシェル・オトニエルは1964年、フランス・サンテティエンヌ生まれ。80年代末から多様なメディアを用いた作品を制作し、世界的な現代美術館や財団、プライベートギャラリーで展示する。近年、公共および私設の庭園や歴史的建築物など、活躍の場を拡大。詩的で感性に訴える素材を好み、主に蝋や硫黄、ガラスなどで作品を制作する。2021年、プティ・パレに招聘。庭園と常設コレクションを展示するギャラリーで、プティ・パレの建築美を活用した展示会「ナルキッソスの定理(Le Theoreme de Narcisse)」を開催した。日本では、六本木ヒルズの毛利庭園にある、13年制作のパブリックアート作品「Kin no Kokoro」で知られる。

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