ファッション

「ロロ・ピアーナ」がパリ新社屋で職人技を一般公開 “カシミヤの壁”も出現

 「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は10月15 、16日に、LVMHグループ傘下のブランドが自社のアトリエや施設を一般公開するイベント「レ・ジュルネ・パティキュリエール(LES JOURNEES PARTICULIERES)」に参加した。

 2011年にスタートし、5回目を迎える同イベントでは、15カ国・計96カ所の美術館やワイナリー、邸宅、ブティック、アトリエなどを同時期に一斉公開した。年々規模が拡大しており、今年は世界各国から57メゾンが参加。ベルギーの建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン(Vincent Van Duysen)の内装設計により、3月に完成した「ロロ・ピアーナ」の新社屋パラッツォ・コルティーレ・デッラ・セタも、イタリアで公開された19施設内の1つとなった。

 新社屋の中央では、砂時計型のインスタレーション空間で、1924年にヴァルセージアで創業した「ロロ・ピアーナ」のノウハウや製造技術、専門知識などの革新性を披露。来場者は、ブランドの“歴史と時間を巡る”ツアーを通して、アーカイブやアイコンアイテム、希少なファブリックや原材料などに触れた。

 さらに会場には、“カシミヤの壁”や独自の撥水加工 “レインシステム®”を施したテクニカル素材を紹介する展示なども登場。職人と交流する場なども設け、「ロロ・ピアーナ」の世界に浸れる特別な機会を提供した。

 なお、「レ・ジュルネ・パティキュリエール」のツアー予約は例年、LVMHグループのイベント専用サイトから無料で申し込みが可能。定員に空きがある場合は、多くの施設で当日の現地受け付けも行っている。

問い合わせ先
ロロ・ピアーナ ジャパン
03-5579-5182