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キーワードは“自然に学ぶ” 「シロ」今井会長と「たねやグループ」山本CEOが取り組む地方創生

 コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は、創業の地である北海道砂川市の活性化を目的に、市民と子どもたちが主役のまちづくり“みんなのすながわプロジェクト”を推進している。そこで、地方創生や地域活性に力を入れる他業界の企業トップを招き、その理念や取り組みについての対談を行う。初回はテクノロジーやデザインを学び社会に変化を生む起業家精神を育む学校“神山まるごと高専(仮称・認可申請中)”を構想し、理事長に就任予定の「サンサン(Sansan)」寺田親弘社長/CEOを招いた。

 2回目となる今回は、滋賀県の近江八幡に菓子屋のフラッグショップ「ラ コリーナ近江八幡」を構え、観光資源としての価値を高めている「たねやグループ」の山本昌仁CEOを招き、“みんなのすながわプロジェクト”の実行委員長を務める「シロ」今井浩恵会長とともに、それぞれが取り組む事業について語った。

 「ラ コリーナ近江八幡」を建設するにあたり、全てのテーマを「自然に学ぶ」とした山本CEOは、農薬がまかれた建設予定地の土替えから始め、近江八幡を自然あふれるパワースポットになるよう目指した。動画内では、施設を運営する中で始まった植林活動“どんぐりプロジェクト”や、美しい景観が自慢の自社農園“キャンディーファーム”についても紹介。「シロ」の今井会長は「東京に出てきたときに改めて砂川の魅力に気がついた」と、砂川市の豊かな自然の尊さや素晴らしさを語った。

 “みんなのすながわプロジェクト”の一環である施設“みんなの工場”は、今年4月末に起工式を行い、現在は工場部分の鉄骨の柱や梁を立てている。今月以降は屋根が掛けられ、いよいよ施設の形が見える予定だ。 7月には「アリイイリエ アーキテクツ」の建築家・有井淳生、入江可子、プロジェクトマネージャーの高山泉を招き、プロジェクトオーナーである「シロ」今井会長と福永社長がオンライン座談会を実施した。施設設計におけるさまざまな思いや葛藤を伝え合い、12月の新工場稼働に向けて建設にラストスパートをかける。オンライン座談会の様子は“みんなのすながわプロジェクト”オフィシャルサイトにて視聴可能だ。

問い合わせ先
シロ/みんなのすながわプロジェクト事務局
0125-52-3738