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ツルハとウエルシアのPB統合「プラスワン」始動 旧PBは「捨てる決断」、3年後に売上高1000億円狙う

ツルハホールディングス(HD)は21日、ツルハグループとウエルシアグループの新プライベートブランド(PB)「からだとくらしに+1(プラスワン)」のブランド戦略を発表した。ヘルスケア、ビューティー、ホーム、食品の4カテゴリーで展開し、PB全体で3年後に売上高4000億円、新ブランド単体で1000億円を目指す。11月末までに約100SKU、2027年2月期末までに約200SKUをそろえる。

新PBには、ツルハの「くらしリズム」とウエルシアの「からだWelcia」「くらしWelcia」を集約する。桐澤英明ツルハHD取締役執行役員は、両社のPBを「お互いに捨てる決断」と表現した。どちらか一方のブランドを残すのではなく、「双方が築いてきたものを手放し、より良い商品をつくるため」と話す。2社が一緒になることで調達力が高まり、「価格交渉力も向上する」とし、商品開発や品質管理の知見、顧客の声も掛け合わせて「1+1を3にする」ことを目指す。

ツルハグループは全国に多くの事業会社を持つ。ツルハHDの鶴羽順社長は、新PBを「統合の象徴」と位置付け、各地域の強みを生かしながら、共通のブランドを通じて「グループとして同じ方向を向く必要がある」と説明した。新PBは、その考えを顧客に届ける身近な存在だという。

調達力を生かして価格を抑える商品をつくる一方、品質や使いやすさを高めた商品は、ナショナルブランド(NB)より価格が高くなる場合もある。すべての商品を低価格にそろえるのではなく、商品ごとに付加価値と価格を設計する。

上期PB売上高は合計1247億円

同社の27年2月期上期(2026年3〜8月)のPB売上高は、ツルハグループが606億円(売上構成比12.5%)、ウエルシアグループが640億円(同12.1%)だった。合計は1247億円で、構成比は12.3%となる。

これまでウエルシアでは、商品自体が「自分はこういう商品だ」と語りかけるようなネーミングを掲げ、コピーライターの岡本欣也氏が商品名を手掛けてきた。新PBでも岡本氏を起用し、「商品名で何の商品かを分かりやすく伝え、キャッチコピーで特徴を訴求する」(児玉典之ツルハグループマーチャンダイジングPB開発本部 食品PB開発部 部長)。既存商品のコンセプトも、新ブランドで生かせるものは引き継ぐ方針だ。

ビューティー分野では、ウエルシアが扱うロート製薬との共同開発ブランド「リスタ(RESTA)」や、ネイチャーラボとの共同開発ブランド「IT'S WHAT'S INSIDE THAT MATTERS」、ツルハが扱うファンケルとの共同開発ブランド「セラアクア(CERA AQUA)」やロート製薬との共同開発ブランド「オレゾ(OREZO)」を、両グループの店舗に段階的に導入する。カウンセリング販売を行う商品もあるため、従業員教育を進めながら展開する。各ブランドの商品に「+1」マークを付けるかは今後検討する。

医薬品の一部商品は10月からイオングループ各社の店舗でも販売し、取り扱い先を広げる。従来の「ハピコ」は3年かけて切り替える。

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