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「アットコスメ」2026年上半期ベストコスメ 「dプロ」化粧水が総合大賞 初の韓国版“ベスコス”も

アイスタイルは5月20日、「アットコスメ ベストコスメアワード2026 上半期新作ベストコスメ」を発表した。総合大賞には、資生堂「d プログラム(D PROGRAM)」の“モイストケア ローション EX”[医薬部外品](125mL、3300円/レフィル110mL、2860円)が選ばれた。昨年10月のリニューアルが奏功し、ベスト化粧水第1位をはじめ全5部門を受賞した。

発表会に登壇した遠藤宗アイスタイル社長COOは、今回の受賞製品について、「昨年末から今年3月にかけて化粧品市場は横ばいだった。そうした市場環境に一石を投じるような製品が出てきた」と期待感を示した。

総合大賞を受賞した“モイストケア ローション EX”は、「d プログラム」のリブランディングを象徴する製品として、約4年の構想期間を経て昨年10月に発売した。潤いを与え、角層バリアを健やかに整える厳選成分「キシリトール(保湿保護)」を配合し、「低刺激と高い効果を高次元で両立した」(ブランドマーケティング本部 ダーマ・クリニカルマーケティング部 d プログラム ブランドディベロップメントグループ 家谷直嗣ブランドマネージャー)のが特徴だ。

JR原宿駅前の「アットコスメトーキョー」では、リニューアル後、2025年11月〜26年1月の売り上げ個数前年比が約3倍となるなど、化粧水カテゴリーの成長をけん引。家谷ブランドマネージャーは、「敏感肌のための“ベストな化粧水”と自信を持って言える」と胸を張る。

また、従来品から約1割の値下げに踏み切ったことも、生活者の支持拡大につながったとみられる。アットコスメの口コミでは、「物価高の中値下げに感謝」「テクスチャー、効能も変わらず価格が下がったのがありがたい」といった声が続出。ユーザーアンケートでも約4割が「高品質かつ手に取りやすい価格帯の製品」に魅力を感じると回答している。家谷ブランドマネージャーは、「一人でも多くの敏感肌の人に使っていただきたい」と強調。物価高を背景に各所で値上げが相次ぐ中、裾野拡大と顧客育成の両立を目指す方針だ。

“潤い”訴求が席巻 トップ10のうち9品に広がる

今回の受賞アイテムでは、「乾燥対策」を意識した製品が目立った。乾燥や花粉、紫外線といった外部環境が消費動向に影響する中、総合トップ10では、「ロージーローザ(ROSYROSA)」の“パウダーブラシEX〈アングルド〉”を除く9アイテムが、肌や唇への潤い、保湿を訴求する製品となった。ユーザーアンケートでも、「メイクアップアイテムにも保湿機能を求めるようになった」と回答した人が全体の4割超となり、“潤い”訴求がカテゴリー横断で不可欠な要素となっていることが浮き彫りになった。

また、26年下半期のネクストトレンドキーワードとしては、二季化への対応を背景にした「まるごと日差し対策」、“推し活”を捉えた「推し事美容」、インナーケア需要を反映した「サプリ水」など、6つのキーワードが挙げられた。

Kビューティの最前線 初の韓国版“ベスコス”も発表

今回の発表会では、 Kビューティ人気の継続を背景に、日本と同時発表となる「アットコスメコリア」のベストコスメアワードも紹介。アイスタイル子会社で、韓国最大級の美容プラットフォーム「グロウピック(GLOWPICK)」が発表したもので、3部門のうち「ルーキー(新製品)部門」から、韓国コスメの最新トレンドを分析した。

グロウピックのコン・ジュンシク社長は、「成分美容の高度化」「メイクのりベース」「サンケアの進化」「カラーメイクの変化」「インナービューティ拡張」の5つをトレンドとして提示。「専門家領域とされてきた機能性成分が、生活者にも身近になっている」と韓国市場の現状を語った。

中でも注目領域が「インナービューティ拡張」だ。今年1月には、韓国最大級のヘルス&ビューティ小売りチェーン「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」が、健康食品やウェルネスに特化した新業態「オリーブベター(OLIVE BETTER)」の1号店を光化門にオープン。4月には江南区に2号店をオープンするなど、新たなホットスポットとして注目を集めている。

コン社長によれば、韓国では、サプリメントを学校や職場など日常生活の中で取り入れることが習慣化しており、「これまで化粧品に入っていた成分が、今後はサプリにも広がっていくだろう」と分析する。こうした中、アットコスメコリアでは、分子コラーゲンとマリンムチンを配合したシャインマスカット風味の「MARLV」“フコ コラーゲン グローフィット ゼリースティック”(日本未発売)を注目アイテムとしてピックアップした。

今後の展望について、遠藤社長COOは、「東アジアのビューティマーケットをさらに盛り上げていけるよう取り組みを強化していく」とコメント。「日本ブランドの世界進出や、海外ブランドも積極的に取り入れ日本市場で広げていく支援をしたい」と力を込めた。

トップ10のランキング

総合1〜10位の商品は以下の通り。

1位:「d プログラム(D PROGRAM)」“モイストケア ローション EX”

2位:「ロージーローザ(ROSYROSA)」“パウダーブラシEX<アングルド>”

3位:「アヌア(ANUA)」 “ビタミン10 ポアストリクスセラム”

4位:「アヌア ANUA)」 “PDRNヒアルロン酸ハイドレイティングミスト”

5位:「ルルルン(LULULUN)」 “ルルルン ハイドラ PD マスク”

6位:「ルルルン(LULULUN)」 “ルルルン プレシャス GREEN(Glow Up)”

7位:「マック(M・A・C)」 “パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”

8位:「ジバンシイ(GIVENCHY)」 “プリズム・リーブル・ケア&カラー・セラム・プライマー”

9位:「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」 “ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ N”

10位:「ディオール(DIOR)」 “ディオール アディクト リップ グロウ オイル”

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