
コンビニエンスストアにおける化粧品の役割が、この数年で大きく変わってきた。かつては、外出・外泊時の緊急需要を担っていたが、その後は日常的に手にする定番利用へと浸透。さらに足元ではそこからもう一段階進み「その製品を買うために来店する」目的購買が着実に広がっている。(この記事は「WWDJAPAN」2026年4月27日&5月4日合併号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
背景には競争環境の変化がある。化粧品分野ではドラッグストアが価格と品ぞろえで優位に立ち、日常使いの化粧品の受け皿として存在感を高めてきた。コンビニが持つ「いつでも買える」という価値だけでは差別化が難しくなり、各社は来店動機の創出に注力している。加えて客層の高齢化も進んでおり、10〜20代の若年層の取り込みが急務となった。
この環境下で、コンビニコスメの役割の変化をけん引するのが韓国コスメだ。SNSを通じて話題化しやすく、見た目や機能、成分の特徴が直感的に伝わる製品は、短時間で購買判断が行われるコンビニとの親和性が高い。さらに、手頃な価格帯や試しやすいサイズ感が「気になったらすぐ買う」という行動を後押しする。ドラッグストアが製品を見比べて選ぶ場であるのに対し、コンビニはトレンドをいち早く取り入れることができる場として機能しており、新製品や限定品の発売直後に若年層の来店が集中するケースも見られる。こうした特性が、若年層や男性客の流入を促し、新たな需要を生み出している。
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