三井不動産が4月10日にオープンする「ららぽーと富士見」のもう一つの注目ポイントは、子どもから中高年まで幅広く楽しめる店舗および施設づくりだ。1階には三越伊勢丹ホールディングスの「エムアイプラザ」、川越を拠点にする丸広百貨店の「シーズン クロゼット」、京王百貨店の小型店が出店。ミセス向けの衣類やギフトなどを販売する。砂岡豪樹「シーズン クロゼット」店長は、「初のサテライト店舗。丸広百貨店の客層であるミセス向けの商材に加え、SCの客層である20〜30代に向け、新規のブランドやアイテムを取り扱っている。今回の出店を、丸広百貨店への買い物客の誘致にもつなげたい」と期待を語った。また3階には日本初出店の「レゴブロック」のショップ「レゴストア」や、チームラボが手掛ける、デジタルとアートを取り入れた空間「学ぶ!未来の遊園地」など、子どもが楽しめる施設がそろう。屋外にはドッグランやシャワー付きのランニングステーション、持ち込み可能のBBQ広場を設置する。
また、「ららぽーと富士見」では「ママにやさしい」をコンセプトに、子どもが遊べるキッズゾーンや、ベビーカーを入れられるトイレや授乳室、おむつ替えスペースを充実させている。施設内には認可保育所や幼児教室も併設した。
飲食では、原宿にも店舗を持つ「ドックポップコーン」やベイクルーズが手掛ける「J.S.パンケーキカフェ」、「堂島ロール」が人気のモンシェールの姉妹店「ベビーモンシェールカフェ」、富士見市を中心とした地元農産物を販売するJAいるま野の「いるマルシェ」などが出店する。
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