
「カルティエ(CARTIER)」は2月23日まで、「THE MAGIC OF CARTIER’S ARTISANS─カルティエのサヴォアフェール」を開催中だ。同イベントは、「カルティエ」が銀座2丁目ブティックを“メゾン ドゥ パンテール(Maison de Panthere)“と名付け、ブランドの象徴である“パンテール(ヒョウ)”をテーマに展開してきたイベントの最終章になる。技の研鑽と継承に情熱を注ぎ、貴重な素材に命を吹き込むアルチザンたちの存在を浮き彫りにする芸術の数々を、俳優の石井杏奈と巡る。
パリのアトリエが舞台
川内倫子が切り取る静ひつな瞬間
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ドラマや映画を中心に幅広く活躍している石井杏奈には、プライベートな時間に熱中する趣味がある。それは手芸や裁縫、自らの手を使った創作だ。かねてより“手仕事”に高い関心を示してきた彼女の目には、「カルティエ」の想像的な活動を支える職人たちの存在がひときわ輝いているように映る。
まずは会場1階に展示された写真家・川内倫子の作品から。34点に及ぶ写真と映像で捉えたのは、アトリエ内のりんとした空気感と職人たちの手元だ。「カルティエ」のハイジュエリーピースは、徹底した集中力を発揮する熟練工たちの正確な技術を集結しても、1点を完成させるまでに何年もの歳月が費やされる。
川内の作品と対峙しながら石井は、「“パンテール”の宝石使いは特に美しく、引き込まれる魅力がある。こうして人の手から生まれる様子にじっくりと触れられることで、その尊さが改めて実感できる」と、卓越した職人の技術力に思いをはせる。さらに石井は、「カルティエ」のジュエリーやウオッチが多くの女性にとって憧れの対象と前置きした上で、「こうした機会はとても貴重。ものづくりの背景に身と心を寄せることで、新たな視点につながるはず」と表現した。
「カルティエ」の伝統と革新
クラフツマンシップの真髄に迫る
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「カルティエ」は、そのクリエイションに必要不可欠な職人技を自社工房に擁する、数少ないメゾンの1つだ。制作工程は作品の構想から完成に至るまで、熟練工たちが何世代にもわたって継承してきた伝統技術と、革新性を常に追求する精神が重なり合う。2階では、そんな「カルティエ」のサヴォアフェールを支える人の手、アルチザンたちの存在にさまざまな角度からスポットが当てられている。
自信に満ちあふれた女性職人たちのポートレート、古来から伝わる伝統技法のグリプティック、職人の能力開発と技術を未来に継承する役割を担うカルティエ ジュエリー インスティテュートによるワークショップ。「カルティエ」が守り抜いてきたいくつもの制作工程を追体験しながら、石井は「表現に至るまでのプロセスがいかに大切か」を実感する。
「高い技術や豊富な経験はもちろん、そこに込めた感情や物語が重なることで、長く語り継がれる作品が生まれていくのだと思います。生身の人間が関わるからこそ、強く訴えかけてくるものがある。役者という立場ですが、『カルティエ』の姿勢と自分が共鳴できる部分は多いように感じます」。
7人の職人が形にするメゾンの美学
サヴォアフェールを間近で体験
3階では、イベント期間中に来日する7人のアルチザンが集い、それぞれの分野における独自のクラフツマンシップを披露。“パンテール”をはじめとする象徴的なモチーフを用いた芸術表現を通じて、これまで「カルティエ」がいかにして著名なアルチザンやアーティストたちとともに追求してきた創造性と革新に触れられる。
「カルティエ」のサヴォアフェールとは、ジュエリーやウオッチを製作する高度な技術のみにとどまらず、美に対する揺るぎないビジョン、才能と技能の融合、そして人の手によって作品を形にする創造的な活動そのものだ。それが伝統の尊重と革新を追求し続ける、世界有数のメゾンたるゆえんでもある。
会場中に散りばめられたさまざまな手仕事に触れた最後に、石井は「サヴォアフェールとは“愛”」だと振り返る。「製作のための費やされる時間も、完成したジュエリーも、全てが愛おしく感じました。人の手によって形作られたものが誰かの手へとわたるまでには、たくさんの愛が存在しています。『カルティエ』を支える職人たちが込めた愛を、たくさんの方に感じてほしいですね」。
期間:2月23日まで ※16日は1・2階のみの営業
時間:11:00~19:00(18:30最終入場)
場所:「Maison de Panthere」カルティエ 銀座2丁目ブティック
住所:東京都中央区銀座2-6-12
入場方法:無料。予約優先で案内
<CARTIER JEWELLERY INSTITUTE WORKSHOP>
ワックスカービング:2月11日、13日、15日、18日
メタルソーイング:2月12日、14日、17日
所要時間:約60分
対象年齢:18歳以上
参加方法:無料。事前予約は「カルティエ」LINE公式スペシャルサイトで可能
※定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。
TEXT&INTERVIEW:KEISUKE HONDA
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-1847-00