ファッション

「トーキョー アート シティ」を一足早く公開 EXILE HIROも登壇

 クリエイティブカンパニーのネイキッド(NAKED)は6月16日~9月3日、体験型アート展「トーキョー アート シティ バイ ネイキッド(TOKYO ART CITY BY NAKED)」を東京ドームシティの「ギャラリー アーモ(GALLERY AAMO)」で開催する。本展は、“TOKYO”をテーマに、東京の名所やビル群の巨大模型に最新テクノロジーのプロジェクションマッピングなどを駆使し、都市の持つ魅力をアートとして表現する体験型のアート展だ。

 オープン前日のセレモニーに、総合演出を手掛けた村松亮太郎ネイキッド代表と、LDHのEXILE HIROが登壇し、記念対談を行った。アートとライブショーのコラボを目指す本展に、LDHはSAMURIZE from EXILE TRIBEとして参加している。LEDスーツに身を包んだ“光る住人”を演じるメンバーが、会場内でパフォーマンスを行う。村松代表は「都市にアートっぽいモノを持ってくるのではなく、都市はそもそもアートだよね、という発想から入った。ファッションや街行く人々、都市にいる人のライフ(=命、生活)の蓄積が“◯◯っぽさ”を作り出す。“都市=アート”を可視化したものが、今回のアート展だ」と説明した。また、日本と海外を行き来する村松代表は「空港から月島周辺に帰ると“東京っぽさ”を感じる。そんなふとしたところから海外の人から見た東京を題材にしている。例えば、渋谷のスクランブル交差点は世界一の交通量を誇るが、交差点と言えど、実際には人は放射状に動く。これをデータ化してアートに見立てた。実際にアートなのかエンターテインメントなのか、よく分からないし、どちらでもいい。ジャンルを超えて、見て感じてもらって、伝われば」。EXILE HIROはコラボに至った経緯を「共通の知り合いを通じて知り合った。アートとエンターテインメントの可能性ついて話しているうちに、みるみる意気投合した。僕らの目指すエンターテインメントとネイキッドが作り出すアートが融合すれば、日本のテクノロジーと文化芸能をもっと世界へ発信できるのではないか。世界中の多くの人々に素晴らしい作品を届け、日本の良さを知ってもらいたい。今後も一緒にいろんなことを仕掛けていくつもりだ」と意気込みを語った。

 「トーキョー アート シティ バイ ネイキッド」は、デジタルアートの東京を体感できるエンタメ空間を目指している。新宿の高層ビル群に始まり、渋谷のスクランブル交差点、お台場のレインボーブリッジなど、東京を象徴する8スポット(新宿、渋谷、秋葉原、東京駅、東京タワー、東京ドームシティ、東京国立博物館、お台場)を約250の模型でコラージュした。約100台のプロジェクターやLEDライト、音楽、特殊効果などを使って、730平方メートルの会場を360度、アート空間として表現。会場では、SAMURIZE from EXILE TRIBEもパフォーマンスする。

 ネイキッドは、2012年の東京駅の丸の内駅舎を使ったプロジェクションマッピングなどで、これまでに通算150万人以上を動員している。

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