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「ステア」こだわりの素材使いは「ソロテックス」 服の新しい可能性を引き出す機能繊維

 武笠綾子がデザインする東京ブランド「ステア(STAIR)」は、9月に2020年春夏コレクションをパリで初めて発表したのに続き、「楽天 ファッション ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO)」にも参加するほど活動を活発化している。

 「ステア」のコンセプトについて武笠は、「現代の女性らしさと今の気分に遊び心を加えて表現したリアルクローズ。テーラードを変形したマスキュリンの女性的解釈や、モダンでフェミニンな要素がデザインのベースだ。着用した女性に高揚感を与える服でありたい。また、意外性のある素材の組み合わせで、シルエットや着心地にこだわっていることも重要なポイントだ」と説明する。

 今秋冬シーズンのコレクションにおける一番の自信作が、帝人フロンティアが手掛ける機能繊維「ソロテックス(SOLOTEX)」を使用したアイテムだ。「ソロテックス」はポリエステルの一種であるポリトリメチレンテレフタレートを使用した繊維で、ソフトな風合い、優れた形態回復性、軽快なストレッチ性、他の繊維との調和性、柔らかなクッション性、高い発色性、そして環境負荷を低減できるという7つの特徴を持つ。

 「『ソロテックス』はメンズ向けというイメージを持っていたが、初めて使用してみて、柔らかいボリューム感やプリーツなど女性らしい繊細な表現ができた。働く女性をターゲットにしている『ステア』にとって、動きやすさに優れ、シワになりにくく美しいシルエットを保つことができる『ソロテックス』は相性がいい。新しい素材使いが、デザインの可能性を広げている」と「ソロテックス」を気に入っている。

 帝人フロンティアの担当者は「今回の取り組みは人気スタイリスト祐真朋樹氏が『ソロテックス』の良さを引き出せる一押しのブランドとして『ステア』を挙げたことでスタートしたが、東京のウィメンズブランドとの取り組みは初めて。各アイテムに『ソロテックス』ならではの特性が表れていると思う。世界での活躍を後押しできるモノ作りに貢献したい」と話した。

 武笠は1986年、埼玉県生まれ。ドレスメーカー学院卒業後、アパレルブランドでの勤務を経て、16年秋冬に「ステア」を立ち上げた。17年に「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」を受賞している。現在、「ステア」は伊勢丹新宿本店、ユナイテッドアローズなどで販売されている。

問い合わせ先
帝人フロンティア 衣料営業企画部 
03-6402-7025