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「ラコステ」のCEOがわずか1年で退任 長年ブランドを率いた前トップが再登板

スイスのアパレル企業MFブランズ・グループ(MF BRANDS GROUP以下、MFブランズ)が擁するラコステ(LACOSTE)のエリック・ヴァラ(Eric Vallat)最高経営責任者(CEO)が退任した。

関係者の情報によれば、同氏は10月4日に行われた「ラコステ」2027年春夏コレクションのショーの直前である9月28日の週に会社を離れたという。同氏は25年9月1日付で就任したばかりだが、退任の理由などは明らかにされていない。

後任には、ティエリー・ギベール(Thierry Guibert)前CEOが再登板する。同氏は15年からMFブランズおよびラコステの両方を率いていたが、ヴァラ前CEOの就任とともにブランドのCEO職を退いていた。なお、同氏はMFブランズを擁するモウス・フレール・グループ(MAUS FRERES GROUP)のCEOも21年から務めている。

前CEOはレミー コアントローからラコステへ

ヴァラ前CEOは、1970年フランス生まれ。パリの名門校HECビジネススクール(HEC Business School)を卒業後、投資銀行でキャリアをスタートした。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するルイ・ヴィトンの欧州事業やクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)の日本事業に加えて、キッズウエアのボンポワン(BONPOINT)やシューズブランドのジェイエムウエストン(J.M. WESTON)で要職を歴任。14年から18年まで、仏酒類メーカー、レミー コアントロー(REMY COINTREAU)が擁するレミーマルタン(REMY MARTIN)のCEOを務めた。その後、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)のファッションおよびアクセサリーメゾン部門ヘッドを経て、19年12月から25年4月までレミー コアントローのCEOを務めた。

MFブランズは「エーグル」なども保有

MFブランズは、12年に「ラコステ」を買収。ほかに仏ライフスタイルブランド「エーグル(AIGLE)」、米カジュアルウエアブランド「ガント(GANT)」、仏スポーツ用品ブランド「テクニファイバー(TECNIFIBRE)」などを擁している。なお情報筋によれば、「ラコステ」はここ10年で売上高が3倍程度に成長しており、30億ユーロ(約5280億円)に迫る勢いだという。

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