MTGが展開する「リファ(REFA)」のリカバリーウエアブランド「リファ バイタルウェア(REFA VITALWEAR)」はこのほど、2026-27年秋冬コレクションの展示会を開催した。売り上げをけん引するスリープウエアでは、シルクを高混率で使用したブランド最上位商品を投入。ルームウエアでは、外出着としても提案する起毛ニットシリーズをそろえる。
シルク73%の最上位スリープウエア
今季の目玉の1つが、シルクサテン生地を採用した“リッチシルクサテン スタンドカラースリープウェア”(全3色、4サイズ展開、上下セット各8万8000円)だ。生地にはシルクを73%使用し、8種の天然鉱石を練り込んだ独自開発繊維“バイタルテック”と組み合わせた。シルクサテン特有の滑らかさと摩擦の少ない肌触りに加え、スタンドカラーや長めに設計した袖と裾によって、首、手首、足首を覆う仕様とした。シェルボタンを採用し、ポケットやボタン、ボトムのリボンにもブランドロゴをあしらうなど、機能性だけでなく高級感のある意匠にも力を入れた。
天然繊維のシルクと化学繊維であるバイタルテックの混紡には、開発上の難しさもあったという。シルクは水分を多く含むため、遠赤外線を放射する機能性繊維との組み合わせが難しい。同社は生地設計や混率を調整し、滑らかな着用感を保ちながら、家庭用遠赤外線血行促進用衣としての基準を満たす製品に仕上げた。
室内着と外出着を横断する起毛生地のウエア
もう1つの柱が、新素材“フラッフィーニット”を使ったルームウエアだ。柔らかく温かみのある起毛生地を用い、カーディガン(全4色展開、ユニセックス6サイズ展開、ピンクのみSS~LL 5サイズ、各2万6400円)、プルオーバー(右同、各1万9250円)、ストレートパンツ(右同、1万9250円)、ウィメンズのマキシレングスプルオーバー(全4色展開、4サイズ展開、各2万7500円)を展開する。
体を締めつけにくいゆったりとしたシルエットに仕上げ、室内でのリラックスウエアとしてだけでなく、近距離の外出にも対応するデザインとした。オフホワイト、ピンク、キャメル、モカグレーを基本に、ユニセックスサイズで展開する。「リファ」の「R」を大きく配したモデルも順次投入する。
このほか、定番素材“モイストスムース”のスリープウエアには新色のアイスブルーを追加。インナーでは首元を覆うハイネック型を加え、アクセサリーではブランケットやソックスなどをそろえる。
高いギフト需要
「リファバイタルウェア」は、スリープウエア、ルームウエア、インナーのほか、枕やアクセサリーなど複数のカテゴリーを展開している。中でも売り上げが最も大きいのはスリープウエア。販路は直営店、EC、提携するエステサロンや美容室などで構成する。現時点ではECの比率が最も高いという。
顧客の中心は40代以上だが、20~30代も約2割を占め、幅広い年代に広がっている。男女比は女性が6割、男性が4割。自家需要に加えてギフトとして選ばれるケースも多く、今季は専用のギフトバッグも加えて需要への対応を強化する。
同ブランド担当者によると、百貨店でのポップアップでは、「リファ」自体は知っていてもリカバリーウエアを展開していることを知らなかった来店客が多かったという。今後は美容機器やヘアケア製品で培ったブランド認知をウエアの認知、購買につなげていくことを目指す。
長期的には「ファッションブランド」へ
足元では、ブランド単独の直営店開発を優先課題に据える。9月には阪急うめだ本店とJR名古屋高島屋でポップアップを予定し、11~12月にも複数場所での出店を計画している。27年3月には、表参道ヒルズにブランドの直営2号店を開く予定だ。EC中心の販売構成から、店頭で素材や着心地を体験できる直営販路の比率を高めていく。
製品面では、次の27年春夏からコレクションラインを拡充する。デザイナーの廣川玉枝氏の監修のもと、スリープウエアやルームウエアという用途区分にとらわれず、外出にも対応するアパレルを提案する計画だ。長期的には、現状の「リファが展開するパジャマ、リカバリーウエア」から脱し、ファッションブランドとしての確立を目指す意向だ。