
世界で最も古く、格式高いテニス大会として知られるウィンブルドン選手権。毎年7月、ロンドン郊外で開催されるこの大会は、1877年に創設されて以来、テニスの聖地として多くのファンを魅了し続ける。そんなウィンブルドンの価値観と共鳴し、2006年から大会のオフィシャル アウトフィッター(公式制服提供ブランド)を務めてきたのが「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」だ。同大会史上初めて外部ブランドが公式ユニフォームをデザインするという歴史的なパートナーシップは、どう生まれ、続いてきたのか。また同ブランドがウィンブルドンで提示するスペクテイター(観戦者)スタイルとはどんなものなのか。伝統ある大会の歴史を紐解きながら考える。
ウィンブルドンの伝統と価値観に共鳴する
「ラルフ ローレン」
ウィンブルドン選手権で特徴的なのは、選手のウエアから会場の設えに至るまで貫かれる、徹底した伝統主義と美学だ。その象徴が「オールホワイト」と呼ばれるドレスコード。選手はウエア、キャップ、リストバンド、さらには下着までも白を基調とすることが義務付けられており、その厳格さは他のグランドスラム大会とは一線を画す。背景にあるのは、ヴィクトリア朝時代の“汗を隠す”という紳士淑女のたしなみからきた価値観だ。単なるファッションルールではなく、品格と格式を守るための哲学が息づいている。
そんなウィンブルドンの価値観と共鳴するのが「ラルフ ローレン」。ポロシャツやブレザーに代表される“アメリカントラディショナル”を軸に、気品あるスポーツスタイルを提案してきた同ブランドは、審判員、ボールパーソン、ラインジャッジといった大会スタッフの制服を手がける。ネイビーのブレザーにホワイトパンツという出で立ちは、トラッドでありながらスポーティーだ。ウィンブルドンの伝統に敬意を払いつつ、現代的な機能性と美意識を融合させたスタイルは、大会の格式を尊重しながら、洗練されたムードを添える。
厳格なドレスコードと
スペクテイタースタイル
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厳格なドレスコードを持つウィンブルドンでは、観客にも気品と控えめなエレガンスが求められる。「ラルフ ローレン」が提案するスペクテイタースタイルは、この精神に寄り添うものだ。ネイビーブレザーやチノパン、ストライプシャツや爽やかなポロシャツなど──一見シンプルながらも、細部に品格が宿るスタイルは、クラシックでいて現代的。まさに“観るための着こなし”といえる。
こうしたスタイルは、ウィンブルドンが育んできた“スポーツと社交”の文化とも深く通じ合っている。大会が発展した19世紀後半のイギリスでは、テニス観戦は上流階級の社交の場で、装いは教養やステータスを示す手段でもあった。「ラルフ ローレン」の服は、その背景に寄り添い、単なる流行に縛られない“生き方”を表現するライフスタイルウエアとして機能する。
また「ラルフ ローレン」は毎年ウィンブルドンに合わせて、限定のカプセルコレクションを発表。今季も、ボーダー柄のポロシャツや、刺繍入りのカーディガン、ロゴをあしらったキャップなど、白や緑を基調としたサマーウエアをラインアップし、観客としての“装いの準備”を整えてくれる。これらのコレクションは、テニスコートを囲むスタンドに立つ人々を、さりげなく洗練された存在に演出する。
ウィンブルドン選手権2025を
楽しむイベントを
日本でも開催
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そんな「ラルフ ローレン」は、日本でも、ウィンブルドン選手権2025を楽しむイベント「ラルフ ローレン × ウィンブルドン アフタヌーン ティーパーティー(Ralph Lauren ×Wimbledon Afternoon Tea Party)」を開催。同大会の歴史や格式に加え、二者のパートナーシップについても知識を深めることを目的とした同イベントには、メーンゲストのテニスプレイヤー伊達公子とモデルの冨永愛のほか、俳優の竜星涼や黒木メイサ、モデルの松島花、佐藤晴美、マリウス葉が参加した。それぞれ、ウィンブルドン選手権の観戦を意識したスペクテイタースタイルに身をつつみ、特別な時間を楽しんだ。
一方の俳優・浅野忠信と中田クルミ夫妻、そしてモデル・森星は英国・ロンドンを来訪。ウィンブルドン選手権の格式と伝統に調和する季節感のある爽やかなスタイルで、同大会を現地観戦した。
森星がまとう
ウィンブルドンと
「ラルフ ローレン」の洗練
映像の中で森が着こなす「ラルフ ローレン」のネイビーブレザーやグリーンのドレスは、豊かな緑とさわやかな気候が気持ちいい初夏のロンドンの街並みやウィンブルドンの空気感と調和する。控えめでありつつも確かな品格を感じさせるスペクテイタースタイルだ。伝統ある会場で歴史の重みをかみしめながら観戦を楽しむ森の姿からは、ファッションと文化が自然に融合した“観戦者の美学”がにじむ。
ラルフ ローレン
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