PROFILE: ブランデー戦記
メンバー自ら撮影と編集を手がけたデビュー曲「Musica」(2022年)のMVが公開1カ月で100万回再生を突破。その後も楽曲を発表するたびに話題を呼び、昨年のEP「悪夢のような1週間」に収録された「Coming-of-age Story」がNJZ(NewJeans)のミンジに拡散されて大きなバズを巻き起こすなど、結成からわずか数年で瞬く間に頭角を現した大阪発のスリーピース・バンド、ブランデー戦記。
そんな彼女たちがメジャー・デビュー・アルバムとなる「BRANDY SENKI」をリリースした。上記のナンバーに加えて新曲の「Fix」を含む13曲を収録したアルバムは、ブランデー戦記の魅力――グランジ・ロックからポップ・パンク、フォーキーなアコースティックやファンク風のダンス・フィールまで多彩に振れるミクスチャーな音楽スタイルと、“ポップス”を意識したフックのあるソングライティングが詰まった作品。そして、飾らない言葉で綴られたパーソナルでストーリー性のあるリリック。国内外から注目が集まる中、ブランデー戦記の「今」を知ることができる名刺がわりの1枚と言えそうだ。
ジャンルにとらわれない音楽的ルーツと「スリーピース」へのこだわり、そしてファッションにも垣間見えるさまざまなカルチャーからの影響が混じり合って生まれたブランデー戦記の世界。その秘密について、アルバムを携えて来月6月から全国ツアーをスタートさせるメンバーの3人――蓮月(ギター、ボーカル)、みのり(ベース)、ボリ(ドラム)に話を聞いた。
「希望を持ちながら活動できている」
——メジャー・デビュー・アルバムのリリースを控えた今の気持ちを聞かせてください。
蓮月:まず、レコーディングが終わってホッとしてます(笑)。本当にやりたかったことやアイデアをたくさん音にできたので、すごく楽しかったです。つくってる間もずっとワクワクしてました。
ボリ:曲によってレコーディングの方法が違ったりしたのが面白かったです。順番通りに録らなかったり、毎回アプローチが違ったりして、「こんなに自由にやっていいんだ」って驚きもありました。縛られずにいろんな方法でつくったぶん、本当に幅のあるアルバムになったと思います。
——結成からわずか2年でメジャー・デビューまで駆け上がってきた、このスピード感についてはいかがですか。
ボリ:リリースするたびにいろんなリアクションをもらえるのがうれしくて。「こんなに応援してくれる人がいるんだ」って、実感する機会が増えました。直接声をかけてくれる人も多いし、SNSでも広がっていく感じがあって。
蓮月:本当に日々たくさんの方に支えられてここまできたんだなと感じています。そのおかげで未来の想像がどんどん明るい方に広がっていくので、希望を持ちながら活動できているのがありがたいですね。
——3人がどんなふうに出会ってブランデー戦記が生まれたのか、教えてもらえますか。
蓮月:私とみのりんは中学校・高校が同じなんです。ただ学年が違っていて、私が後輩、みのりんが1年先輩で。音楽好きな子があまりいなかったので、学年を超えて知り合って、一緒にライブに行ったりしてました。
みのり:お互いギターとベースをやっていたんですけど、私たちの学校には軽音楽部がなかったので、高校時代は外部の団体に混ぜてもらったりして活動していました。
蓮月:大阪はコピーバンド文化が盛んで、大学生になってからもいろいろとメンバー探しもしてたんですけど、なかなかいいドラマーに出会えなくて。そんな時に、滋賀からバンドをやりたくて大阪に出てきてたボリくんを見つけて、ニルヴァーナのコピーを一緒にやったんです。みのりんはその時はいなかったんですけど、私とボリくんの2人で。その時のボリくんのドラムがすごくかっこよくて、その日か次の日ぐらいにすぐに誘って。それで3人がそろったという感じですね。
——じゃあ、ボリさんはデイヴ・グロールのような存在だったと。
ボリ:いやいや、そんな恐縮です(笑)。でも、デイヴ・グロールに直接影響を受けたというよりは、デイヴ・グロールから影響を受けたバンドから間接的に影響を受けた感じですね。遠くまで響くようなでかい音を出したいなと思って、ずっとそういうプレースタイルを目指しています。
蓮月:重いドラム、ね。私が思い描いていた理想のドラムを叩く人を探していたので、まさに「捕まえた!」って感じでした。
好きなジャンルがバラバラだからこそ
いい化学反応が生まれる
——ニルヴァーナの名前が出ましたが、今のブランデー戦記のサウンドにつながるルーツとなると、3人それぞれどのあたりになるのでしょうか。
蓮月:ニルヴァーナはやっぱり大きいですね。あと、ザ・ストロークスとか。日本のバンドで言うと、andymoriも好きです。バンドならスリーピースが好きで、必要最低限の音でしっかりと音をつくり出す、そういうスタイルに惹かれます。あとは、歌メロがきれいな音楽が好きですね。K-POPも大好きだし、いろんな音楽から影響やインスピレーションを受けてます。
みのり:私はJ-POPがめっちゃ好きで、分かりやすく言うと、すごくミーハーなんです。日本のヒットチャートを頭から全部聴くようなタイプで、中2まで嵐の曲を聴いて育ってきました。あとは、星野源さんとか吉澤嘉代子さんも好きですね。
ボリ:僕はヘヴィー系とかミクスチャー系の音楽がすごく好きで。例えばDragon Ashとか、バンドでありながらいろいろな要素をごちゃ混ぜにしたような感じがすごく好きなんです。今までの自分たちの曲も、バンド・サウンド以外の要素がいっぱい入ってるじゃないですか。それを自然に“いいね”って思えるのは、そういうミクスチャーな感覚が好きだからかもしれないです。
——話を聞くと音楽の趣味はバラバラな感じですけど、いざ一緒にバンドを始めるにあたって、3人で出し合ったアイデアみたいなものはありましたか。
蓮月:最初は“ロック・バンドだから、まずロックをやろう”っていう感じでした。でも、“ポップスの枠からはそんなに外れない”というか、それくらいのゆるい感じで始まって。それぞれ好きなアイデアを出し合って、ワクワクするものをつくっていく。なので、最初から「こうしよう!」って決めることはなくて。作詞作曲は基本的に私がやっていて、土台をつくってからみんなに投げて、そこから一緒にアレンジや編曲を進めていく感じですね。
ボリ:最近はやっとDAWとかロジックとか、パソコンを使った打ち込みができるようになったので、一度データ上でつくってみて、「ここをこう変えよう」ってやりとりすることも増えました。でもやっぱり、根底にあるのは全員で1回セッションすることですね。スタジオで音を出していろいろ試しながら、そこで生まれる感覚を大事にしていて。
例えば、アルバムに入っている「27:00」なんかは、まさにその流れでできた曲でした。誰かが「こういうサウンドがいい」とか、「このパーカッションを入れてみたい」とか、「ここに叫び声がほしい」とか、どんどんアイデアを出し合って詰め込んだ感じですね。
みのり:私たちは好きなものがバラバラで、でも、それが逆にいい化学反応になったんじゃないかなって思います。思いついたものは全部試してみて、それをシンプルに“いいか悪いか”で判断する。だから、好きなものがバラバラでもあんまり問題にならないんです。
——以前のインタビューで、みのりさんが、洋楽っぽいサウンドを日本のリスナーにも聴きやすいように落とし込むことを考えている、みたいな発言をされていて。そこは常に意識しているポイントだったりしますか。
みのり:J-POPとして売れるためにはやっぱり差別化が必要だと思うんです。その一環として洋楽の要素を取り入れるのは大事かなって。とはいえ、“ポップスの枠から外れないもの”というのは大事にしたい。蓮月ちゃんはそれが上手な人だし、自分にとってもそこは大事なポイントかなと思ってます。
——“ポップス”であることは、ブランデー戦記にとって大切な軸なんですね。
みのり:はい。“みんなに届く音楽”っていうのは意識しています。より多くの人に聴いてもらえるにはどうしたらいいか――それを考えることが私にとっての“ポップス”なんだと思います。もちろん、何が正解かは人それぞれだけど、私はそこに価値を感じてやっています。
自分のためにつくる曲
——フルアルバムの制作は今回が初めてになりますが、何かテーマやコンセプトのようなものはありましたか。
蓮月:今回はテーマを先に決めていたわけじゃなくて、結成してからこれまでにつくってきた曲を、“ブランデー戦記ってこういうバンドです”っていうふうに提示できるようにまとめた感じのアルバムになってます。
ボリ:いろんな時期につくった曲が入ってるんですけど、ジャンルに縛られずいろんなチャレンジをしてきたものを、惜しみなく詰め込んだって感じですね。曲ごとにジャンルはバラバラに見えるかもしれないけど、どの曲にも“ブランデー戦記っぽさ”がちゃんとある。全然違うようでいて、共通する何かがどこかにあるなって思ってます。
——その“ブランデー戦記っぽさ”というのをあえて説明するとしたら?
蓮月:そうですね……でも、それこそ楽器の音だけでも分かるというか。ボリくんのドラムを聴いたら「ボリくんが叩いてるな」って分かると思うし。
ボリ:みのりんのベースがめっちゃ動きまくってる、とかね。もうあっちこっちに(笑)。
みのり:ベースに関しては、私の癖がすごく出てると思います。
ボリ:蓮月のギターもすごく出てる。たぶん、スリーピースだから、それぞれの音がすごく強くて。その3つが重なって、独特な色になるというか。
——先ほど「27:00」の話も出ましたが、今回のアルバムの中で、3人それぞれにとって思い入れがある曲、手応えを感じている曲を教えてください。
ボリ:「Coming-of-age Story」は、このアルバムの中では特に自由に叩かせてもらえた曲で。あと、YouTubeなどで海外の人からのコメントをたくさん見かけて、こんなに世界に届くんだなって実感しました。リアルタイムで世界中とつながれるんだなって。これをきっかけに海外のことをもっと意識するようになったし、海外でライブやったらどんな感じなんやろうって、すごく思うようになりましたね。
みのり:私は「水鏡」かな。これは蓮月ちゃんから曲が送られてきて、私が初めてベースをつけた曲なんです。まだボリくんがいないころで、私が高校生か大学生くらいの時につくったんですけど、その時につけたベースラインを今回の収録でもほとんど変えずに使っていて。曲にベースを乗せる楽しさとか、そのワクワク感を教えてもらった曲なので、すごく思い入れのある1曲です。
——蓮月さんはどうですか。
蓮月:悩ましいんですけど……私も「Coming-of-age Story」かなって思っていて。最初に私ひとりでつくったときは、「もう誰にも分かってもらえなくていいや」って、本当に自分のためだけに書いた曲なんです。でも、シングルとしてリリースしたら、想像していたよりも「好き」って言ってもらえることが多くて、いろんな場所に届いていることをすごく実感して――いまだにその感覚は不思議だなって思うんですけど。
私が「曲をつくる」っていう行為自体、そういうことの繰り返しなんだなって。この曲を通して改めて強く感じさせられました。だから、特別な思い入れがあります。
——自分のために書いた曲が、結果的に多くの人に届いて、ブランデー戦記を知ってもらうきっかけになった、と。
蓮月:はい。でも、自分のためにつくるというのは、全ての曲で心がけています。誰かのために書こうとすると、どこかリアルさが減ってしまう気がしていて。だから、まずは自分のために歌詞を書く。それを大事にしてきてよかったなって思います。
NJZのミンジとの邂逅
——ちなみに、「Coming-of-age Story」はNJZのミンジがリコメンドしたことでも話題になりましたよね。反響はどうでしたか。
ボリ:結構、騒ぎました(笑)。大阪のFM802で収録の合間にスマホを見ていたら、NJZのファンアカウントがまとめてくれていて。「え、なにこれ?」って。「ほんまや!」ってなって(笑)。
蓮月:最初、コラ画像かな、みたいな(笑)。
ボリ:ね。ファンの人が「好き」って言ってくれてるだけかと思ってたら、本当に本人がリコメンドしてくれてて。
蓮月:しかも、それ以降も新曲を出すたびに聴いてくれてるみたいで、コメントもしてくれるんです。私ももともとNewJeans(NJZ)が大好きで、日々インスピレーションをもらっているので、本当にうれしかったです。
ボリ:昨年末の「COUNTDOWN JAPAN 24/25」に出演した際、NewJeans(NJZ)と出演日が同じで、僕らは早めに出番が終わったんですけど、「どうにか会えないか」ってスタッフさんたちにもお願いして。出演後もメンバー全員、酒も飲まず、衣装もそのまま、きれいな状態で待機していたら奇跡的にお話しできたんです。ミンジさんと。
——どんな話をしたんですか。
蓮月:ミンジは日本語がペラペラで、全部日本語で話してくれたんです。私も韓国語を3つぐらい覚えて、頑張って伝えました(笑)。まず、「ミンジたちのステージ、とても良かったよ」って。そしたら、ミンジも「さっき時間的には見れなかったけど、モニターで見ていたよ」みたいなことを言ってくれて。
ボリ:たぶん、みんな頭が真っ白になってて(笑)。お互い「大好きです!」って言い合うみたいな。
蓮月:ミンジとは誕生日が2カ月違いなんです。それを話したら「お友達ですね!」って言ってくれて。
みのり:友達になっちゃった(笑)。
蓮月:そのあと、サイン入りのアルバムをいただいて、私たちのCDと交換もして。それは宝物としてお家に飾ってあります(笑)。
ビジュアルイメージについて
——今回のアルバムに合わせたバンドのビジュアルは、どんなイメージでスタイリングしていったのでしょうか。3人から具体的に提案したことはありましたか。
蓮月:今回は、普段のライブのときに着ている衣装や、ライブの雰囲気を残したまま撮りたいねっていう話になって。例えば、みのりは黒を基調にした服を選んだり。
みのり:あと、チョーカーね。チョーカーはよくつけてるアイテムで、服は基本的に黒い服を着ています。ライブでもそういうテイストのスタイリングにしていただくことが多いので。
蓮月:写真選びも、ガチっと決まった感じより、ちょっと抜け感のあるものにしようって話していました。動きのある表情とか、自然な雰囲気を大事にしたいなって。
私自身も、ライブでは目元を少し黒くしたり、ミニ丈のスカートを履いたりすることが多いので、その延長線上の感覚で衣装を選びました。で、ボリくんは、ちょっと変わったアイテムを取り入れても似合うんじゃないかっていう話になって。
ボリ:いつもスタイリングをお願いしている島田(辰哉)さんから「こういうの似合うんじゃないかと思って」と言われて。全員「何これ?」ってなりながら(笑)、でも実際に合わせてみたら、なんか悪くないなと。
みのり:ちゃんと似合っちゃうのがボリくんのすごいところ。
ボリ:最近、ライブでは髪を刈り上げたりしているんですけど、そういうスタイルに合わせてもらえたというか、2017年か18年くらいの(Dragon Ashの)Kjさんがこんな感じで。それに影響を受けて、昨年くらいからこのスタイルを始めました。
——ちなみに、オフのファッションはどんなスタイルが多いですか。
蓮月:ブーツが好きですね。トップスは体にフィットするタイプが好みで、パンツスタイルが多いです。この前も古着屋さんでめっちゃかわいいボーダーのトップスを見つけたんです。私、「トワイライト」って映画の主人公の女の子の雰囲気やファッションがすごく好きなんですけど、「その子みたいやな」って思って。それでブランドタグを見たら全然知らない名前だったんですけど、家に帰って調べたら、実際に「トワイライト」の中でそのブランドの別のアイテムを着ている写真が出てきて! 偶然だったんですけど、そういう発見がすごくうれしくて、今ではお気に入りの一着になってます。
みのり:私はシャツが大好きで、普段からフォーマルっぽいスタイルが多いです。シャツにベストとか、ニット、カーディガン、ジャケットを重ねたり。
ボリ:僕は結構インドア派で、スタジオに行くことも多いので、ドラムを叩きやすいジーパンとか、機能性重視の服が多いですね。パーカーとか、革ジャンを羽織ったりする感じで。とにかく動きやすいものを選んでます。最近だと、裏原宿で買ったセットアップが好きで。ジャージーっていうか、ウインドブレーカーみたいなアイテムで、上下色がそろってると安心感があるっていうか。
常にワクワクしながら活動していきたい
——アルバムの1曲目にも収録された「The End of the F***ing World」は、「このサイテーな世界の終わり」という海外のドラマにインスパイアされて書かれた曲だそうですが、音楽以外のところで、ブランデー戦記の世界を形づくる上でインスピレーション源になっているものはありますか。
蓮月:私は映画を観るのが本当に好きで、休みの日だと1日に3本とか4本とか観たり。MVをつくるときも、アイデアを出す時に映画をレファレンスにすることがよくあります。映画って、映像だけじゃなくて、音楽やファッションの面でもインスピレーションをもらえるから、アイデアが生まれることが多いんです。あと、小説もよく読みます。同じ本を何度も読むタイプで、村上春樹さんや又吉直樹さんの作品が好きです。
——ちなみに、映画だと好きな監督や作品は?
蓮月:デヴィッド・フィンチャー監督の映画は全部大好きで、何回も観直してます。
——ライブの出囃子がピクシーズの「Where Is My Mind?」なのは、そこにつながるんですね。
蓮月:そうです! 「ファイト・クラブ」がめっちゃ好きなんです。あとは、「トワイライト」とか、「ハリー・ポッター」とか。「トワイライト」はイギリスの森が舞台のシーンが出てくるんですけど、そういう世界観がすごく好きです。
——みのりさんとボリさんはどうですか。
みのり:あんまりないんですけど……鉄道と野球観戦と相撲観戦が好きです。
ボリ:僕はラジオがすごく好きで。
みのり:私も好き。
ボリ:みのりんともラジオの話をよくするんですけど、今ってYouTubeとかSpotifyとか、音楽の聴き方っていろいろあるじゃないですか。でも、ラジオってちょっと特殊だなって思っていて。人が「これいいよね」って紹介してくれるというか、「愛」がある気がするんですよね。ラジオを聴いてる人たちって、いろんなメディアが出てきても、なんていうんですかね……“変えがたい”ところがあるというか。そこが特殊で、すごく魅力的だなと思ってます。
だから、そんなラジオで自分たちの曲が流れたらどんな感じなんやろうって、たまに考えたりもして。昔からある聴き方だけど、今もなお残ってて、しかも“愛されてる”聴き方なんじゃないかな。そういうところがすごく好きです。
——6月には、全国を回る大きなツアーが控えています。どんなツアーにしたいですか。
みのり:今回は、自分たちにとって過去最大キャパのワンマンになるんです。今年の1月から2月にかけて初めてのワンマンライブをやったんですけど、それはもっと小さなライブハウスを回るツアーで。そのとき、お客さん全員が自分たちに興味を持って来てくれてるっていう状況が新鮮で、すごく楽しかったんです。
今回はその規模がさらに大きくなって、もっといろんな人に見てもらえる。だから、その楽しみがまだ続いてるというか。せっかく大きな会場でやるからこそ、来てくれた人にちゃんと自分たちの魅力とか良さを届けて、「来る前よりブランデー戦記のことがもっと好きになった」と思ってくれる人が1人でも増えたらうれしいです。
ボリ:僕は「無理なく観てほしいな」って思っていて。ツアーを回っていると、キャパの小さい会場もあれば、大きい会場もある。どんな会場でも、お客さんには自由に、のびのびと楽しんでほしいなって思ってます。
ライブに来るのって、簡単なことではないですよね。人混みが苦手な人もいれば、いろんな得意・不得意があると思うので。だからこそ、来てくれた人それぞれの自分にとっての楽しい見方、聴き方を尊重できるような空間にしたい。
蓮月:これからもっとたくさんの人に私たちの音楽を届けていきたいし、聴いてもらいたい。そのためにも、まずは自分たちがいちばん、自分たちの曲のことを好きでいたい。常にワクワクしながら活動していきたいなって思ってます。
PHOTOS:HIDETOSHI NARITA
1stアルバム「BRANDY SENKI」
The End of the F***ing World
Coming-of-age Story
春
ラストライブ
⽔鏡
悪夢のような
27:00
メメント・ワルツ
Kids
Musica
ストックホルムの箱
Fix
Untitled
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