
PHOTO:YUSUKE KINAKA
「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。今回は、「アーバンデュアリティ」をテーマに伝統と現代が交錯する東京の二面性から着想を得た。大都市のエネルギーと日本の伝統という、一見相反するようを組み合わせた。ショーの熱気はもちろん、現在はスペイン・バルセロナ店とパリ店のオープンなど、欧州での直営店戦略も進んでいる。コレクションの詳報とともに庄田良二「オニツカタイガー」カンパニー長にブランドのあり方や今後の展望について話を聞いた。
英国紳士の装いをハイパーミックス


「アーバンデュアリティ」と銘打った2025-26年秋冬コレクションは、共に東京に息づく、伝統と現代性からインスピレーションを得ている。日本古来のスタイルではなくても柔軟に取り入れて独自の進化へと導く東京の多様性を表現すべく、今季はブリティッシュ・トラッドに思いを馳せた。
ジャケットは、クロップド丈&コンパクトなシルエット。グレンチェックをのせ、ピーコートやオイルドコットン風のハンティングジャケットを合わせる。さらに加えたのは、ブラックビーズをあしらったカウボーイブルゾンや手刺しゅうを加えたノルディックセーターなど、世界中のさまざまなスタイルにおける特徴的なアイテム。






