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「リーバイス®︎」が日本の匠の技による最高峰プレミアムライン“ブルータブ™️”を始動! 東京でローンチイベントを開催

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ジーンズのバックポケットに縫い付けられた赤い小さなタブ。“赤タブ”とも呼ばれるこのタブは、「リーバイス(LEVI'S)」を世界で最も有名なジーンズに押し上げたアイコンの一つである。そんなブランドの命とも言える目印に、2月1日から新たに青いタブが加わる。その名も“リーバイス ブルータブ(Levi’s® Blue Tab™以下、ブルータブ)”。バックパッチには日本の国旗をイメージした丸が配されており、日本製であることを象徴する。もっとも、“ブルータブ”は、ほとんどのアイテムを生地から縫製まで全て日本で生産し、世界最高峰の技術で作られるプレミアムラインだ。

1月15日、「リーバイス」はこの新しいラインの誕生を祝うために東京でエクスクルーシブなイベントを開催し、ランウエイショーを通じて、メード・イン・ジャパンのクラフツマンシップと未来に向けたイノベーションを発信。日本と世界をつなぐ“ブルータブ”のローンチに密着した。

伝統と革新が交差する
ランウエイショー

“ブルータブ”コレクションを披露するランウエイショーは、日本の4人組バンドMOKUとゲストボーカルのTillによる演奏を背景にしながら、ブルーに彩られた空間で開催された。伝統的なデニムの魅力に現代の感性を加えた“ブルータブ”のアイテムが、多様性に富んだモデルたちによって躍動感とともに紹介され、メイド・イン・ジャパンの卓越したクラフツマンシップと革新的なデザインが融合したスタイルを披露。クラシックなワークウエアを再解釈したモダンなシルエットやスタイリングからは、デニムの新しい可能性を感じさせる。会場には、海外から多くのゲストが来場。フロントローには、“ブルータブ”のアイテムを着用したRed Velvet(レッドベルベット)のスルギ(Seulgi)やTreasure(トレジャー)のASAHI、ラッパーのBeenzinoらの姿もあった。ショーがフィナーレを迎え、ランウエイに再びモデルたちが登場すると、会場には大きな拍手が湧き起こった。まさに「リーバイス」の150年を超えるレガシーを、新たな形で未来へ繋ぐ象徴的な瞬間だった。

“ブルータブ”の祝祭で
日本文化に酔いしれる

ランウエイショーを祝うため、ショーの前後には都内でパーティーが開催され、アジア各地をはじめとする海外から集まったセレブリティーや関係者ら、“リーバイスラバー”が一堂に会した。ただののりこが津軽三味線を演奏し、書道家・万美がインディゴデニムに「リーバイス」の文字を書くライブパフォーマンスを披露。また、市松模様のデニムを背景にしたフォトコールや日本文化にインスパイアされたインタラクティブな展示など、来場者は特別なひとときを過ごした。

“ブルータブ”のキーマン
ポール・オニールに聞く

“ブルータブ”のキーマンは、デザインディレクターを務めるポール・オニール(Paul O’Neill)だ。彼は歴代の“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI’S VINTAGE CLOTHING)”や“リーバイス メード イン ジャパン(LEVI’S MADE IN JAPAN)などを手掛け、日本のデニム文化にも造詣が深い。ポールに“ブルータブ”の本質を聞いた。

──“ブルータブ”は日本のデニムカルチャーに焦点を当てたものだが、改めて“ブルータブ”をスタートする意図とは?

ポール・オニール“リーバイス ブルータブ”ヘッドデザイナー(以下、ポール):僕たちは長年にわたり、日本のデニム工場と協力してきた。例えば“リーバイス® ビンテージ クロージング”のようなプレミアムラインは、生地から縫製まで、全て日本の工場で生産している。その経験から、デニムに関する専門知識が非常に高い日本で、最も高品質なデニムを追求したいと考えた。日本人は1980年代から「リーバイス」のデニムを収集していて、僕が初めて東京に来たとき、最高のデニムが日本にあることに気付いた。それ以来、日本に来ることがとても楽しみになったんだ。

──初めて日本に来たとき、どんなデニムと出合ったのか覚えている?

ポール:「リーバイス」で働き始めたころは、ヨーロッパを拠点にしていた。ロサンゼルスに出張して、ロウズボウル(全米最大級のビンテージフリーマーケット)やビンテージショップを巡り、素晴らしい「リーバイス」のジーンズを探していた。だけど、初めて東京を訪れ、原宿や代官山のショップに行ったとき、そのレベルが完全に別次元だと感じた。アメリカでは見たこともないようなとても貴重なジーンズをたくさん見つけたんだ。それ以来、日本に頻繁に訪れるようになり、多くの時間とお金を費やすことになったよ(笑)。

「日本ほど、
デニムへ情熱を燃やす国はない」

──“ブルータブ”のデザイン的な特徴は?

ポール:「リーバイス」のDNAであるアメリカの伝統やミリタリースタイル、機能的なデザインを受け継ぎながらも、現代的で新鮮なシルエットやディテールを追求している。日本の工場と協力し、美しいプレミアム生地やセルビッジデニムを使って、細部にまでこだわったプロダクトを作り上げていく。日本の職人はデニムに対する豊富な経験と知識を持ち、その技術がプロダクトに大きな価値を与えている。デニムへの情熱において、日本ほど突出した国は少ない。だからこそ、日本製のデニムは特別なんだ。

──“ブルータブ”と“レッドタブ(RED TAB)”の異なる点と、それぞれのターゲットは?

ポール:“ブルータブ”と“レッドタブ”の最も大きな違いは、使用している生地のクオリティにある。“ブルータブ”のプレミアムな生地を生かすため、よりシンプルで洗練された印象のアイテムが多くなると思う。ターゲットは少し年齢が高く、収入に余裕があり、美しい生地や控えめで洗練されたデザインを楽しめる人々。“ブルータブ”がインディゴに溶け込み、ドレッシーな着こなしも可能な一方で、“レッドタブ”は「リーバイス」を象徴するものだから、視覚的に目立つカジュアルでオプティミスティックなデザインが多い。

──今後、“ブルータブ”を世界にどのように広めていく?

ポール:具体的なプロモーションとしては、東京で撮影したキャンペーン写真(フォトグラファーのユルゲン・テラーが日本の茶室で撮影)を世界中に紹介する。各国でプロダクトローンチを行い、日本の技術や製造プロセスについても共有する。このプロダクトがいかに特別であるかを伝えることで、世界中の人々に興味を持ってもらいたい。

──最後に、日本でのローンチイベントを振り返ると?

ポール:全てがとても良い経験だった。東京でこのコレクションを発表できたこと、そして多くの人々と出会えたことをうれしく思っている。世界中から集まった「リーバイス」のスタッフたちに日本の生産工場を案内できたのも良かった。非常に満足しているよ。

EDIT&TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
リーバイ・ストラウス ジャパン
0120-099-501