ファッション

「プラダ」に40年以上携わるミウッチャの右腕が退任か

プラダ グループ(PRADA GROUP)に40年以上携わり、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)=クリエイティブ・ディレクターの右腕として長年活躍してきたファビオ・ザンベルナルディ(Fabio Zambernardi)「プラダ(PRADA)」および「ミュウミュウ(MIU MIU)」デザイン・ディレクターが同社を去るようだ。業界関係筋によると、円満な退任であり、両ブランドの2024年春夏コレクションが発表された後、10月に退社予定だという。同社からのコメントは得られなかった。

現在59歳のザンベルナルディ=デザイン・ディレクターは1981年、プラダ グループでの仕事を始めた。97年にはシューズ・デザイン・ディレクターに、99年にはデザイン・ファッション・コーディネーターに昇進。2002年11月には、プレタポルテからフットウエア、アクセサリーにいたるまで全ての部門のデザインを監修する現職に任命された。さらに、ミウッチャ=クリエイティブ・ディレクターとその夫のパトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)=プラダ グループ会長兼エグゼクティブ・ディレクターと共にイメージ戦略の構築にも携わった。控えめな人物として知られているが、ファッション界では高く評価され、社内でも影響力があるとみられる。

プラダ グループは、既報の通り、「プラダ」「ミュウミュウ」ともに好調で、23年1〜6月期決算は売上高が前年同期比17.0%増の22億3000万ユーロ(約3501億円)、純利益が同62.0%増の3億500万ユーロ(約478億円)だった。同社は現在変革期を迎えており、今年1月にはアンドレア・グエラ(Andrea Guerra)最高経営責任者が就任。また20年4月からは、ラフ・シモンズ(Raf Simons)がミウッチャと共に「プラダ」の共同クリエイティブ・ディレクターを務めている。

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