ファッション

長谷川ミラが「ジョニーウォーカー」の廃棄物をなくす“ゼロウェイスト”カクテルを体験 サステナブルな未来のためにできることとは?

※ゼロウェイスト…材料に廃棄物を出さないこと

 11月25日に開催された「WWDJAPAN」主催の「サステナビリティ・サミット 2022ー近未来のファッションデザイン 循環へー」で、スコッチウイスキーブランドの「ジョニーウォーカー(JOHNNIE WALKER)」のサポートによるアフターパーティーが行われた。200年以上の歴史を持つ世界No.1スコッチウイスキーブランド(IMPACT DATABANK 2021に基づく販売数量)として、日本でも有名な「ジョニーウォーカー」だが、同ブランドが取り組むサステナブルな計画は、リーディング企業の中でも忠実で革新的なものだ。今回は、Z世代に支持を集めるサステナブルアクションのリーダー、長谷川ミラと一緒に、確実な未来を見据える「ジョニーウォーカー」の取り組みについて考える。

資源を守り、修復する。
さらに環境に配慮した一杯を探求

「KEEP WALKING!
慌てず歩み続けていれば大丈夫」

 ファッションにおけるサステナビリティに精通する長谷川は、アパレルブランド「ジャム アパレル(JAM APPAREL)」を手掛けていて、少しでも長く着られる服作りだけでなく、生産背景における透明性も追求している。「ジョニーウォーカー」が掲げる取り組みについて感服するという。例えば、2030年までに掲げるウイスキー製造の100%をネットゼロカーボンとすることについて、「100%ってすごい。ここまで大きなブランドだと、20%でも十分大きな取り組みだと思いますが、100%という数字を掲げていることは計画にしっかりコミットしているなという印象があります」と率直にコメント。また2025年までの目標の一つ、主要商品のボトルに最低60%のリサイクルガラスを使用することについては、「日本ではリサイクルガラスについてあまり認知されていないですが、老舗ブランドで使用することはとてもクールだなと思いましたね」。また、「ジョニーウォーカー」と同じく商品を提供する立場として、サステナビリティな取り組みに対する難しさへの理解についても言及する。「例えば水の量を減らすことについて、はじめは私もあまりピンとこなかったんですが、“人間が使える水資源は地球上の水の0.01%”という数字を知って、明確になりました。道徳的に説明するのではなく、『ジョニーウォーカー』のように数字で示すことで理解しやすいですし、企業の取り組みもわかりやすいので、環境に配慮した商品を選ぶポイントにもなると思います」。

 最後に、前進し続け、かつ前向きな気持ちで歩む人に寄り添うというメッセージが込められた、「ジョニーウォーカー」のブランドスローガン“KEEP WALKING”について聞いた。「私はどちらかというと大きな目標を持つタイプではないので、小さな目標でも毎日少しずつ、階段を一段一段登るようなイメージで日々達成していくことが大事だと思っています。続けることで確実に前へ進むことができる。“KEEP WALKING”という言葉には、そうした思いを感じました。サステナビリティもそう。やらなきゃというプレッシャーではなく、気持ちよく続けられること、みんなで楽しく取り組むことが当たり前になるといいなと思っています。『ジョニーウォーカー』のお酒を飲みながら、環境問題に取り組めるなんて何よりも素晴らしい。KEEP WALKING! 未来に向かって少しずつでも歩み続けていればきっと大丈夫!」。

PHOTOS: SHUHEI SHINE
STYLING: AI SUGANUMA (TRON)
HAIR & MAKE-UP: MIRI SAWAKI
TEXT: RIE KAMOI
ジャケット15万7300円、トップス10万3400円、パンツ8万3600円/ヴィクトリア ベッカム(イーストランド03-6231-2970)、ヒールサンダル15万9500円/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス0570-016-600)、ピアス3万8500円/ピューピル キャスケット(ショールーム ウーノ03-5545-5875)
問い合わせ先
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