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“ゼロからイチを生む起業家精神”でまちを豊かに 「シロ」今井会長と「ジンズ」田中CEOが対談

 コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は、創業の地である北海道砂川市の活性化を目的に、市民と子どもたちが主役のまちづくり“みんなのすながわプロジェクト”を推進している。そこで、実行委員長を務める「シロ」今井浩恵会長は、地方創生や地域活性に力を入れる他業界の企業トップを招き、その理念や取り組みについて対談を実施。初回は来年4月に開校となる、起業家精神を育む学校“神山まるごと高専”の理事長・「サンサン(Sansan)」寺田親弘社長/CEO、2回目は滋賀県の近江八幡に菓子屋のフラッグショップ「ラ コリーナ近江八幡」を開業し、観光資源としての価値を高めている「たねやグループ」の山本昌仁CEOを招いた。

 3回目となる今回は、アイウエアブランド「ジンズ(JINS)」の田中仁CEOが登場。今井会長との対談の中で「ひとりの本気がまちを変える」と意気投合した。田中CEOは群馬県前橋市に地域のコミュニティーハブを標榜する「ジンズ パーク前橋」を構え、個人の活動としては廃業したホテルを引き継ぎ「白井屋ホテル」として再生。スマートフォン上で電子証明を発行できる「まえばしID」など世界に通用する技術を持ち、“デジタル田園都市国家構想”に選ばれた前橋市は、未来に大いなる可能性を秘めたまちであることをアピールした。締めくくりには、同じく起業家として苦悩を乗り越えながら“ゼロからイチを作る”今井会長にエールを送った。

 「わたしがつくる、みんなの砂川」をテーマに掲げる“みんなのすながわプロジェクト”は、プロボノが活躍している。ドキュメンタリー動画を撮影・編集する映像部会や、子どもたちの居場所「みんなの秘密基地」を運営する子どもサポーター部会、豪雪地帯で雪のアクティビティを構想する雪部会などのさまざまな部会にプロボノが参加し、各分野の専門知識やスキルをボランティアとして提供する。市民や実行委員会メンバーと交流しながら、プロジェクトの拡散や活性化を目指し、ともに活動する“プロボノ”を全国から募集中だ。

問い合わせ先
シロ/みんなのすながわプロジェクト事務局
0125-52-3738