ファッション

東京拠点の「ハバノス」が初の直営店を仙台に出店 地方商業施設に感じた可能性

 水戸部昭夫デザイナーが手掛ける「ハバノス(HBNS)」は、宮城・仙台の仙台フォーラスにブランド初の直営店を8月3日に開く。フロアは5階のメンズ クロージングエリアで、「ノーアイディー(NO ID.)」「テット オム(TATE HOMME)」「トルネードマート(TORNADO MART)」などが連なる。店舗面積は115平方メートルで、シーズンアイテム以外にも店舗限定品も販売する予定だ。オープン記念品として、アメリカ産の迷彩生地を岡山・児島で縫製加工した2タックショーツ(1万8800円)が並ぶ。

 同ブランドは2011年に設立した。現在の卸先は国内が有力セレクトを含む約10アカウント、海外がアメリカ・ロサンゼルスのロンハーマン(RON HERMAN)。2020年春夏シーズンにはニューヨーク・メンズ・ファッション・ウィークでショーを行うなど、国内外への拡販に積極的だ。東京を拠点にしているが、初の出店地には仙台を選んだ。水戸部デザイナーは「路面店や都心に出店したい気持ちはもちろんある。でも、今は東京発信ではなくてもいい時代。地方の商業施設にはまだまだ伸び代があるし、少しでも仙台のファッションを盛り上げる力になりたい。そのために地元企業との協業などを企画し、多くの仙台の人が来てくれる場所を作りたい」と述べた。

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