ファッション

注目の香港発カジュアル・ウオッチブランド 「ロバー」「マベンウォッチズ」の魅力とは?

 香港のウオッチブランド「ロバー(LOBOR)」と「マベンウォッチズ(MAVEN WATCHES)」の人気が日本で高まっている。両ブランドは時計・アクセサリーの小売り・輸入・卸売事業を手掛ける松竹梅と2017年に代理店契約を結んで日本に本格的に進出すると、20~30代の女性を中心に注目が集まり、日本が売り上げ世界一の市場に成長した。

 「ロバー」は、ホン・チャン・ロー(Hon Chung Lo)=ロバー・ウォッチ社長が機械式時計の入門ブランドと位置づけて1989年に設立し、累計1000種類以上のモデルを発表している。香港製だが、ほとんどのモデルにシチズングループのMIYOTA製ムーブメントを使用しており、品質とパフォーマンスに自信を持っている。価格は1万5000~3万円。

 「マベンウォッチズ」は、幼い頃から父ホン・チャン・ロー社長の後ろ姿を見て育ったというネイサン・ロー(Nathan Lo)氏が、イギリスとアメリカでクラウドファンディングを行って17年に設立した。ブランドコンセプトは“都会と自然”で、3気圧防水、ケースは割れにくいサファイアガラス、ムーブメントはスイス製、ストラップはイタリアンレザーを使用し、モノ作りにこだわった。価格は1万9000円が中心だ。

 梅田貴正・松竹梅代表は人気の理由について、「洗練されたデザインのよさや高い機能性に加え、購入しやすい価格帯であることと、積極的なプロモーション戦略が成功している」と説明する。今後については、「一過性の人気で終わらせるのではなく、男女を問わず長く愛されるブランドに育てることが目標だ。共通のビジョンを持って一緒に取り組んでいただけるセレクトショップなどに販路を広げ、さらに成長させたい」と語った。3月27日から3日間、東京ビッグサイトで行われる総合展示会「ファッション ワールド東京」に出展して新作を披露する。

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