ファッション

ウールマーク・プライズ優勝ブランド「ティータム ジョーンズ」のデザイナー2人が初来日

14671107_10208989402911095_6677001282145134533_n

 若手ファッションデザイナーの登竜門「インターナショナル・ウールマーク・プライズ(以下、IWP)」の2015-16年ウィメンズ部門で優勝したロンドン発「ティータム ジョーンズ(TEATUM JONES)」のデザイナー2人が初来日した。10月18日まで伊勢丹新宿店3階でポップアップストアを開き、メリノウールを使ったカプセル・コレクションを販売している。

 「ティータム ジョーンズ」はテーラリングをベースに、大胆な色使いとモダンなシルエットを得意にするブランド。カール・ラガーフェルドやイヴ・サンローランを輩出した同アワードを勝ち抜いたデュオデザイナーのキャサリン・ティータムとロブ・ジョーンズの2人に、IWPの必勝法やウールの魅力などを聞いた。 

WWDジャパン(以下、WWD):IWPを受賞後、ブランドはどのように変化したか?

キャサリン・ティータム(以下、キャサリン):何もかもが変わった。まず、IWPのリテールパートナーであるハーヴェイ・ニコルズやサックス・フィフス・アベニュー、伊勢丹など、世界中の10カ所で取り扱いが決まったこと。ブランドをよりインターナショナルにアプローチすることができるようになった。また、ビジネス拡大に伴って、3人体制だったチームが6人に増え、外部スタッフを含むと25人の大きなグループになった。

ロブ・ジョーンズ(以下、ロブ):ザ・ウールマーク・カンパニーのサポートで、パリやオーストラリア、ドバイ、韓国、日本を回る機会を与えてもらってる。実際に、各国のマーケットをリサーチできたり、直接お客さまに会うことができるのも今後のブランドの成長に生かしていきたい。

WWD:IWPに挑むためにどのような戦略を立てたか。また必勝法はあるのか?

ロブ:15分間の面接審査のため、何度もプレゼンテーションの練習したこと。必勝法は、ブランドへの情熱と自信を見せること。それに尽きる。審査の前に、IWPメンターを務めるジュリー・ギルハートが「審査員の好き嫌いはあるが、ブランドに対する情熱を見せればいい。どんな話をしても不正解はない。15分間をおもいっきり楽しんで」と声をかけてくれた。そのおかげで、思う存分ブランドを表現することができた。

キャサリン:15分間と言っても、私たちのような若いブランドがファッション業界で最も影響力のあるバイヤーやプレス関係者に直接話す機会はない。審査員の中には、ティム・ブランクス(ビジネス・オブ・ファッション」総合監修者)やアンドレ・レオン・タリー(米「ヴォーグ」前総合監修者)もいた。緊張はしたが、自分たちのコレクションにも自信があったので、チャンスと捉えて挑むことができた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。